またまたモバイルハウスを作る、の巻

木神楽では、スモールハウスプロジェクトを進めているのだが、その中でも究極の小さい家が、モバイルハウスだ。 モバイルハウス一号 モバイルハウス二号 さて、この夏、いよいよ正規販売を目指して、3台目を作ることになった。 設計は、元から見直し、大きさ、構造を変更。 コストダウンと、丈夫さを優先した結果、今までのよりひと回り小さくして、骨組みは太く、そして尚且つパネル化することにした。 これらのパネルを... Read More

鳥羽の土壁の家WEB内覧会(5)最終編

鳥羽の家ご紹介もいよいよ最終章。   ユーティリティー   脱衣所、洗面、トイレがリズム良く並ぶスペース。間仕切りはもちろん古建具の再利用。 壁の板張りは旦那さん施工。こういう狭い場所は、壁に体や物が当たり易いので、板張りだと使い易い。   ゲストルーム     天井すぐ上は屋根だが、断熱材と通気層が取ってあり、通気窓も十分あるので、暑くはなら... Read More

スモールな珈琲店を作れ(3)出来ることは自分でやる

  さて、限られた建築費の中、いいものを作る為に、「私、何でもやります!」と言うクライアントのKさん。では彼女の奮闘ぶりをここで少し御紹介しよう。   其の一  塗装   何といっても一番やり易いのが塗装だ。当然ペンキ屋さんほど上手に塗ることはできないが、仕上がりや細かいことを気にしなければ、素人さんが塗っても問題ない。 ここでは、外壁の板材や、窓、デッキ材などの塗... Read More

スモールな珈琲店を作れ(2)オーナーはキュートな女性

そうして始まったスモール店舗建築、というか設置。     設置する場所は、この駐車スペース。土留めのブロックを基礎代わりにしてそこに固定。 設置すると言っても、やはりそれなりの構造で、ちゃんと建て前もするのだ。   骨組みが出来あがったところで、施主さんを囲んで記念撮影。 クライアントの施主さんは、真ん中のキュートな女性である。 キュートだからと言ってダマされては... Read More

鳥羽の土壁の家WEB内覧会(4)自然の木は美しい

  この家では、所々の造作に、自然のままの丸太を取り入れた。自然の造形は、そのままで美しい。   玄関の引き手に使った丸太。樹種は不明。     土間にある大きな戸の引手。これだけは、もりずむ水町氏によって表面が加工されている。樹種は榎。     玄関下駄箱の帽子掛。もりずむ製作。   階段手すりには、グイッと曲がった根曲... Read More

速報  鳥羽の家内覧会実施中

ここは、鳥羽市幸丘。小高い丘の上にある、閑静な住宅地だ。 周りの雑木林の山々からはウグイスの鳴き声、遠くには、電車の走る音も聞こえて、とっても居心地の良い場所である。   さて、今日から始まった内覧会。 一年越しで完成したお客さんのお家をお借りして、今日明日と開催中だ。 別に暇なわけではない。 外は暑いが、家の中は気持ち良い風が吹き、皆んなノンビリと昼下がりの時間を楽しんでいる。 さ... Read More

松阪の土壁の家⑫  地盤の話

さて、この家の地盤作りの話だが、よく考えたら、このシリーズの一番最初に書いていた。 →  松阪の土壁の家 2016年10月2日 そこに書いてある通り、地盤は、土建屋さんに頼まず、土木のプロであるお施主さんと木神楽のメンバーで、一緒に作った。 この家を建てる場所は、あまり地盤が良くなかった。だから土壁の重さはあるにしろ、屋根やその他でなるべく軽量化を図ってある。 50センチ近くかさ上げしたのは、道か... Read More

鳥羽の家、内覧会お知らせ 6/10,11日

  つ、ついにこの日がやって来た!     鳥羽の家に、お施主さんが引っ越すことになり、その前に内覧会を開催することとなったのだ。 ここで、ざっと鳥羽の家作りの経過を見てみよう。   建て前をしたのは、ちょうど一年前   この現場、建て前をしたのが、ちょうど一年前の6月アタマ。 それから、お施主さんによるセルフビルドと木神楽との協働作業にて、ようや... Read More

富田の古民家を見る

古民家好きの仲間で結成された、チーム古民家。 → チーム古民家についてはここをご参照あれ 四日市で古民家再生はじまる     この日の視察場所は、四日市市富田。 依頼内容は、受け継いだ古い民家があるのだが、再生出来るか見て欲しい、ということである。 現在工事中の四日市の現場から近いではないか、ということで、チーム古民家の面々で第一次調査に赴く。 この地域へ来るのは初めてであった... Read More

松阪の土壁の家⑨ 漆塗りの床

いつまで経っても終わらない松阪の土壁の家のはなし ここの現場はこだわりの固まり。自分もとことん考えて設計したし、職人もとことんやったと思う。 しかし、やり過ぎて、採算が取れているのかどうかは分からない。 そんなやり過ぎてしまった、こだわりポイントを少しづつ紹介しよう。 トイレの床に漆を塗りたい 実は10年以上前の現場で、トイレの床に漆を塗ったことがあった。 → 半田の家 それを見た施主さんが、うち... Read More

スモールハウス⑤ 木のカフェを作ろう

久しぶりにモバイルハウスのお話。 モバイルハウス、雑誌に載る 前回の、黒くて軽くて風に乗ったモバイルハウスは、雑誌NAGIの目に留まり、表紙を飾ることとなる。 2015年夏号、特集はD I Yだ。 ちなみに、モバイルハウスの中に写っている白い円筒は、わたくしの望遠鏡。 大きな反射鏡が付いていて、暗い天体でも明るく観ることが出来る。 詳しく知りたい方は、わたくしに直接聞いていただくか、ドブソニアン... Read More

古民家を修理せよ③ 熊本へ旅立つ瓦職人

  そして、春になり、イケメン瓦職人の北村さんは北海道から戻ってきた。   ちなみに彼の名は、伊織くんと言い、今後はその名で表記する。 さて、伊織くんに、屋根の状況を見てもらい、あまり予算を掛けずに、直せるような提案をしてもらう。   ところで屋根に穴が空いてた下の部屋は、土壁が剥がれ落ち、畳にもカビが生えて、大変な状況である。 この辺りの補修も含めて、施主様にお見... Read More

松阪の土壁の家⑧ 外壁編

過去工事シリーズ、松阪編を久しぶりに書こう。 前回は、荒壁付けまで来たので、そこからの造作工事について書く。 さて、土壁が乾いてきたところで、造作が始まる。 まずは外壁周りからだが、外壁を張る前に、大直しと言って、荒壁の上に土を塗る。 これによって、土壁の強度が増すのだ。 杉の赤身板を張る さて外壁は、杉の赤身板を縦張りにした。 張り方にもこだわったが、それは写真を見て感じてもらいたい。 名付け... Read More

四日市の町家再生⑥ 不揃いな天然素材

雨の日の今日も、四日市の現場は休む事なく進む。   橋本君が、内部の床を張り始めている。杉のフローリングは、30mm厚だ。 天然素材というものは、元来色は揃っているものはない。 特に杉は、白太と赤味の色の差が激しい。色に非常に拘るお施主さんだが、そこはこれで何とか納得して頂くしかない。 混雑する室内。 大工三人に、電気屋2人、あと打合せに、自分と左官屋に水道屋さん、お施主さんもみえて... Read More

四日市の町家再生⑤ 窓が付いたその日

四日市の現場、屋根が出来上がり、着々と進んでいる。 ここは、珍しく現在進行形でお伝えする。   板金屋さんが屋根張り中。 素材は、ガルバリウム鋼板、縦平葺き。 この葺き方は雨仕舞いが良く、かなり緩い勾配でも、雨漏りしない。   リビング上には、天窓を二台設置。 壊す前も、天窓が二ヶ所あった。 以前と同じような位置に、また新しく取り付けた。   細長い間取りなので、... Read More