キッチンが組み上がったら、次に設備の取り付けだ。
この日は、一度に設備屋さん、電気屋さん、そしてガス屋さんまで来て、そう広くない現場は大混雑。
ここのキッチンでは、ガスコンロの他に、ガスオーブン、食洗機とフル装備である。
これら設備機器は、古くなると壊れて交換する必要が出てくるが、それだけ入れ替えたら良いので、この木製キッチンはずっと使い続けることが出来る。
これから使い古され、アンティーク家具のようになるのが楽しみ。
さて、他のところもほぼ全て完成。
これは中庭の濡れ縁。離れへの通路。
デッキ上になぜか鎮座する、ブロンズ製のステゴザウルス。
施主さんのお気に入り。
ここは床下の収納スペース。通り土間から使えるよう、古建具を入れる。
お風呂・洗面所も完成。
屋根瓦は、台風で割れたところなどを補修。
もちろん、北村瓦店のイケメン葺き師、伊織くんの仕事だ。
割れたところをピッタリと削り合わせるところなど、仕事は細かい。
最後に、キッチン周りのタイルを、お施主さん施工で貼る。
タイルを貼るのは、仕上がりを気にしなければ誰でも出来るだろうが、綺麗に仕上げるのは、かなり難しい。
ここでは、左官屋さんの監修の元、施主さんの頑張りによって素晴らしい仕上がりとなった。
工期は、約6ヶ月掛かった
ここまで来るのに、工期を随分とオーバー。解体から数えると、約半年。
もっと早く出来るかと思ったが、なかなか古民家は手強いことを、改めて再認識する。
お施主さんもほぼ毎日顔を出してくださり、打ち合わせ、その他色々スムーズにいき助かった。
途中、未完成なのに引越しすることになり、非常にご不便もお掛けした。
さあ、施主さんの素晴らしいセンスと、木神楽の職人チームのがんばりを是非とも見ていただきたいところだが、竣工写真がまだ撮れてない。
写真が用意出来たら、また詳しくお伝えしよう。