さて、家具工房FROSCHへやって来た我々は、森下氏の自宅の中へと足を踏み入れる。
そこでいきなり出迎えてくれた、シーラカンス?みたいな魚の照明。少し暗めの玄関ホールで、その青い光がとても美しく、怪しく光っている。
実はこれ、森下氏の奥様が制作されたもの。彼の奥様はオリジナルな作品を作っているステンドグラス作家さんだ。この家は彼ら二人の作品が飾られたギャラリーでもあるのだ。
リビングには、所狭しと置かれた観葉植物。
内装工事は、さすが家具屋さんだけあって、きめ細かい仕事が見て取れる。色鮮やかな照明器具のシェードは、すべて奥様のステンドグラス。
そして、キッチンから洗面、そして作り付け家具に至るまで、森下氏の独特の感性が溢れていている。
そのユニークで独特な造形、カラフルな色使い。
何とも不思議な感覚に襲われた私たち。
帰る間際、S設計士がポツリと呟いた。「ここはまるでワンダーランド・・いや宇宙だね!」