《家作りについて Part2》
そして現在、様々な家が世界中で建てられている。その地域の特性、気候、そして調達できる資材によって様々な家があり、また民族の違い、歴史の積み重ねにもより、多種多様な家が存在する。現在ではテクノロジーが発達し、民族・地域の垣根を越えた家の標準化が進んでいるように思う。
それは、日本においても例外ではなく、ハウスメーカーなどに代表されるように、全国何処へ行っても同じ仕様の家が建つようになった。我々はそれに必死に抵抗し、この地域の特性を生かし、この地域の材料を使った、個性ある家作りに挑戦し続けている。
代表である高橋は、各地の建築関係の勉強会などに顔を出し個々の家の設計や、工務店経営についての勉強に余念がない。(と、自分で言ってみるのは余り説得力はないが)
大工職人は職人で、また各地の職人と交流し、自社だけでは覚えられない技術の上達を図る。今は技術についての様々な書籍もでていて、youtubeなる動画でより分かりやすく学ぶことも出来る。
そうして少しづつではあるが、日々研鑽し、家作りのレベルを上げているところだ。
さて、木神楽が取り組んでいる家作りの特徴は、以下のようなものだ。
- 手刻みで作る
- 地元の木と土を使う
- 伝統的な構法による
- 土壁をつける
- パッシブデザインを意識する
- オリジナルなデザインを追求する
- 自然素材で造る
ざっとこのようなものだが、全ての条件の頭には、“なるべく”の文字が付く。絶対的な条件は無い。とにかくいい家を造る努力をする、そしてもちろんいい家の定義も少しずつ変わっていくのだ。
もひとつ、他の工務店・メーカーと違った家作りをする、というのも常に念頭においているところ。もちろんクライアントである施主さんの意向あってのことだが、他と同じものはつまらないし、同じではうちの存在意義も無い。
誰かの歌の歌詞じゃないけど、世界にひとつだけの家作りを目指すのだ!