《鳥羽の土壁の家 part5》
5.古建具をリサイズして使う
これについては、コストダウンの為にこれを選択した。今はベニヤを使った安い建具があるのだが、この家にそんなのは似合わない。
ここの家は内部は全て引戸なので、日本の古建具が利用出来る。引戸は、気密性に欠けるが、開け放しても邪魔にはならないので、開放的な家作りには欠かせない。
うちには、あちこちの古民家から引き揚げてきた古建具が沢山あるので、その中から、良いのを選んで使う。ただ背丈が低いので、下に框を足して、かさ上げする事になる。
もちろん幅も確かめて、古建具が納まるよう念入りに検討した。
戸車は新しくし、Vレールにするので、スイスイ動く。
今回、主に使うのは、大阪格子と言われる格子と障子のハイブリッド戸。細い格子が繊細で、中々カッコいいのだ。