手刻みとは?〜木と土の家建築中

手刻みとは、大工が構造材を加工すること 今は工場で加工して現場で組み立てるプレカットが主流である。住宅新築の99%はプレカットであろう。そんな中、木神楽では手刻みで家を建てることが多い。 ... Read More

伊賀石場建ての家〜手刻みの家づくり

手刻みとは、文字通り、手で木を刻む(加工)すること。今の世の中では、おそらく99パーセントの新築住宅はプレカットという工場加工で、大工自身が手で刻むことは少ない。またそれが出来る大工も今や少ない。 木神楽では、手刻みで家を建てることが多い。新築で半分くらいの棟数は手刻みだ。プレカットも手刻みもそれぞれ長所短所あり、どちらがいい、悪いとは言わない。ただ大工職人としては、圧倒的に手刻みの方が面白いしや... Read More

伊賀の石場建ての家(6)環境負荷の低い石場建ての家

  さて、伊賀の石場建ての家は、その名の通り石場建てだ。その石をどう据えるか、柱との取り合いはどうするのか等々、Shigezo氏は何枚も図面を描き、その度ごとに我々職人と打ち合わせて、連日頭を悩ませ続け、そしてとうとう仕様が決まって、本工事に入る運びとなる。 Shigezo氏のWebサイトはこちら→シンプルな杉の家     石場建てにする理由   さて、これ... Read More

四日市の町家再生⑫キッチンを作る

久し振りに四日市の現場の話。 6月末になり、ようやくほとんどの工事が終えた。 あと少し残っているのは、キッチンの一部と、左官工事の一部分である。   オリジナルキッチンの提案   木神楽ではなるべくオリジナルな家造りをしたいと考え、お客さんに提案しているが、その一つが、オーダーキッチンだ。 システムキッチンは便利良く作られているが、ほとんどが新建材・樹脂・木質パネルで出来てるの... Read More

松阪の土壁の家⑨ 漆塗りの床

いつまで経っても終わらない松阪の土壁の家のはなし ここの現場はこだわりの固まり。自分もとことん考えて設計したし、職人もとことんやったと思う。 しかし、やり過ぎて、採算が取れているのかどうかは分からない。 そんなやり過ぎてしまった、こだわりポイントを少しづつ紹介しよう。 トイレの床に漆を塗りたい 実は10年以上前の現場で、トイレの床に漆を塗ったことがあった。 → 半田の家 それを見た施主さんが、うち... Read More

静岡遠征日記① 富士で見た屋根瓦

それは先週土曜のこと。 静岡で、土壁付けワークショップがあるというので、参加してきた。 主催者は、北さんこと大工の北山さん。 松阪の土壁の家で、わざわざ静岡からやってきてくれた大工さんの現場だ。→ 松阪の土壁の家⑦荒壁ワークショップの巻 わざわざなんで遠い静岡まで行くの? それは、もちろんうちの現場に来てくれたらから、そのお返しなのだ。ここにはお金のやり取りは発生しない。手伝ってくれたら手伝って返... Read More

新築に古建具を使う方法

《鳥羽の土壁の家 part5》 5.古建具をリサイズして使う これについては、コストダウンの為にこれを選択した。今はベニヤを使った安い建具があるのだが、この家にそんなのは似合わない。 ここの家は内部は全て引戸なので、日本の古建具が利用出来る。引戸は、気密性に欠けるが、開け放しても邪魔にはならないので、開放的な家作りには欠かせない。 うちには、あちこちの古民家から引き揚げてきた古建具が沢山あるので、... Read More