ワクワクする非日常空間、ロフトを作ろう〜木と漆喰で仕上げるリフォーム

子供心をくすぐるロフト空間

ロフトとは、屋根裏スペースを有効活用して作る部屋。通常天井はそんなに高くは取れないが、勾配天井の屋根裏部屋っていうのは、何だか秘密基地みたいで楽しいのだ。木神楽で作る新築には、基本的に全てロフト空間を付けるが、リフォームでも結構ロフトをつけたりする。

2世帯住宅に改装、プラスアルファでロフトも

これからご紹介するのは、2世帯が入る大きな民家を改装した例。子世代の住むスペースを木と漆喰の仕上げに大幅に改装、さらに和室を子供部屋に変更した。ここではプラスアルファで各部屋にロフトを追加したのだ。

和室を子供部屋に。壁は漆喰、天井を抜き、梁を入れてロフトを作った。床や天井は杉板、壁は漆喰仕上げ。建具も杉で製作。

ロフトの床貼りの様子

こんな部屋をふた部屋作った。壁の漆喰には細かく刻んだワラを入れて、色と表情を付けてある。

子世帯キッチンも天井を抜き、ロフトを増設。上り下りは収納式のはしごを設置した。

水周りも変更。洗面台はシンプルな造り付けに。
廊下、洗面所付近。
リフォームした部屋は皆、天井を抜き、元々入っていた丸太張りを見せる。

住みながらの改築なので、いっぺんに取りかかることができず、数ヶ月掛かったが、お施主様に喜んでいただき、我々も満足いく現場であった。

ちなみに、ロフトを特に気に入っていただき、しばらくはご家族皆さん、ロフトで寝られていたようだ。今もそうなのか、また点検がてらお尋ねしよう。

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大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。