さて、鳥羽の家は、木神楽の職人と施主のコラボによって完成された。(正確にはまだ未完。後は施主が住みながら少しづつ作る)
それに色を添えてくれたのが、NPOもりずむだ。
この家は、99%、もりずむの杉の木を使っている。
が、材料供給だけでは飽き足らず、そこに居る職人達で、家具まで作ってしまった。
これは食器棚。他に下駄箱も、もりずむ製作。
そしてもうひとつ特筆すべきなのは、照明である。
来場してくれた方々は気が付いたであろう、所々に付いてる奇妙な形の電気。
これらも、もりずむ製作だ。
作ったのは、もりずむ木工担当の水町氏。
内覧会二日間とも、手伝ってくれた彼。1日目終了後の宴会では、夜中の3時まで呑んでいたという酒豪だ。
そんな彼が、施主に提案したのが、杉の木で作った、オリジナルな照明だった。
実はこれらのデザインは、施主家族のフリーハンドのスケッチを元に、加工された。
自分ならそんなの無理と断るところだが、それを文句も言わずにコツコツと作り上げてしまう彼なのだ。
ではここに、彼の作った照明ダイジェストを載せよう。
これらの照明は、これから本格的に商品化していくとのこと。
今後のもりずむの木工部門から目が離せない。
撮影 加納準