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町家スタジオ侶居 ビフォアフター①

随分とお待たせしたが、四日市の町家再生の竣工写真が仕上がって来たので、工事前の写真と合わせて、紹介する。
お施主様が、町家スタジオ「侶居」と素敵な名前をつけられたので、以後そう呼ぶことにしよう。

今回の写真は、お施主様でもある、グラフィックデザイナー日出真司氏の撮影である。

 

 

 

正面外壁

  

塀や、トタン雨戸は撤去し、格子窓、焼き杉で仕上げ。
新たに付けた格子や玄関引戸は、もちろん古建具だ。

 

 

 

1階ギャラリー

  

あまりに変わって面影もない。
過去のリフォームで張られた内装材や間仕切りを解体、当初の土間と土壁に戻した。
天井も撤去し、2階の床をそのまま見せている。

 

 

 

1階ダイニング

  

ここは、床を杉フローリングに変更、耐力壁の増設など。ほとんど変更はない。

 

 

 

キッチン

  

ここは、一番手を入れた場所である。ほとんど骨組みまでばらし、それらを利用しつつ新たに屋根・壁を作った。
木製キッチンは、お施主様デザインを木神楽で製作した。

 

 

 

バスルーム

  

ここもキッチンと同じく、最も苦労した場所だ。
前のコンクリート壁を利用しつつ、新たにタイルの壁を作る作業は、予想以上に難航した。

 

 

 

つづく

四日市の町家再生⑮最後の仕上げ

キッチンが組み上がったら、次に設備の取り付けだ。

 

この日は、一度に設備屋さん、電気屋さん、そしてガス屋さんまで来て、そう広くない現場は大混雑。

 

ここのキッチンでは、ガスコンロの他に、ガスオーブン、食洗機とフル装備である。

これら設備機器は、古くなると壊れて交換する必要が出てくるが、それだけ入れ替えたら良いので、この木製キッチンはずっと使い続けることが出来る。

これから使い古され、アンティーク家具のようになるのが楽しみ。

 

 

さて、他のところもほぼ全て完成。

 

これは中庭の濡れ縁。離れへの通路。

デッキ上になぜか鎮座する、ブロンズ製のステゴザウルス。
施主さんのお気に入り。

 

 

ここは床下の収納スペース。通り土間から使えるよう、古建具を入れる。

 

お風呂・洗面所も完成。

 

屋根瓦は、台風で割れたところなどを補修。
もちろん、北村瓦店のイケメン葺き師、伊織くんの仕事だ。

割れたところをピッタリと削り合わせるところなど、仕事は細かい。

 

 

 

最後に、キッチン周りのタイルを、お施主さん施工で貼る。

 

タイルを貼るのは、仕上がりを気にしなければ誰でも出来るだろうが、綺麗に仕上げるのは、かなり難しい。
ここでは、左官屋さんの監修の元、施主さんの頑張りによって素晴らしい仕上がりとなった。

工期は、約6ヶ月掛かった

 

ここまで来るのに、工期を随分とオーバー。解体から数えると、約半年。

もっと早く出来るかと思ったが、なかなか古民家は手強いことを、改めて再認識する。

お施主さんもほぼ毎日顔を出してくださり、打ち合わせ、その他色々スムーズにいき助かった。

途中、未完成なのに引越しすることになり、非常にご不便もお掛けした。

 

さあ、施主さんの素晴らしいセンスと、木神楽の職人チームのがんばりを是非とも見ていただきたいところだが、竣工写真がまだ撮れてない。

写真が用意出来たら、また詳しくお伝えしよう。

 

 

四日市の町家再生⑭いよいよキッチンを取付ける

四日市の町家再生がまだ途中であったので、続きを書く。

今日は、キッチン搬入のくだりを書こう。

 

これは取り付け前のキッチンスペース。

下地は、耐水ボードと構造合板だ。

 

まずは、吊り戸棚を付け、奥に10センチほどのカウンターを設置。
ここは、ちょっとした物置きスペースだ。

そうして、そこに、制作したユニットを並べて、この天板下地を載せる。

 

簡単に書いているが、電線や配管やガス管が集まってくる場所なので、狭いところで、それらを所定の位置に出すのも一苦労である。

そして、ステンレスの天板を貼る。

ステンレスは、いつものように、1mmの特厚だ。
今回は、表面をバイブレーション仕上げとした。

 

ちょっと写真が暗いが、なかなかの仕上がりである。

四日市の町家再生⑩ 繊細な建具工事

 

引き続き、格子戸のご紹介。

 

 

これは、玄関引戸。施主さんが、去年、東京の古建具屋ひでしな商店で購入したもの。
東京探訪その2 ジャングル編

なかなかしっかりとしたもので、玄関戸にふさわしい、重厚な引戸である。

 

 

玄関は元々引き違いの2枚戸であったが、右半分を耐力壁とし、左側だけを使う一本引きとした。

 

 

ちなみに、その時私が購入した土蔵の戸は、まだ使う先が決まっていない。

今、木神楽で古民家再生を注文すれば、もれなく貴方のおうちに、この蔵戸が付くかもしれない。

 

もちろん、新築でも使える。
一枚しかないので、早い者勝ちである。

 

さて、格子戸以外の古建具も取り付ける。

この扉は、元々付いていた戸を外し、また同じ場所に再利用する。写真は、上手く取り付くよう調整中のところ。

鳥羽の新築でもそうだったが、この現場でも建具職人は呼ばず、うちの大工達で取り付けている。
建具は、繊細で、気を使うし調整が難しいが、やっているうちにだんだんと慣れてくるものだ。

 

 

あ、念のため、やっているのは私ではなく、弟子や大工職人達だ。

ここだけの話、あたくしは、細かい仕事は決して得意な方でないので、得意な職人にさせるのが良い。
設計とかデザインを考えたりするのが、自分は好きだ。
これを適材適所と言う。
現場でぼぉーっとしている私を見かけても、必死にデザインなどを考えているところであるから、そっとしておくように。

 

 

 

 

 

 

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