松阪の土壁の家⑦ 荒壁ワークショップの巻

次の工程は、いよいよ待ちに待った荒壁付け。 これは、去年の6月末くらい。ちょうど梅雨の中休みにうまく決行できた。 いちおう言っておくが、泥んこ遊びでは無い。しかし皆楽しそうだ。 家作りの重要な工程であるから、決して手を抜けないのだが、泥だらけになって泥を捏ねるのは何故だか楽しい。 参加した誰もが笑顔になってしまうこの荒壁練り。素足になって足で踏む。これによって土の固さ、水やスサの量を調節する。ず... Read More

松阪の土壁の家、建て前をする

《松阪の土壁の家 Part4》 これはちょうど1年前の話。 さて、構造材の墨付け、刻みがどんどんと進んでいくが、実はそれと同時に、鳥羽の土壁の家の準備も始まっていた。刻みが終わらないうちに、鳥羽の家の材料が工房にどっと入ってくる。 そして建て前は、5月末日と決定、そしてそのすぐ後6月1日に鳥羽の家の建て前も決定するという、とてつもなくハードなスケジュールとなった。どちらも梅雨に入る前ギリギリである... Read More

松阪の土壁の家 つづき

随分と間が空いてしまったが、松阪の土壁と石場建ての家のつづきを書く。 前回は、ヨイトマケが済んだとこまでだったはず。 そしてこの様な、石を並べた基礎が出来上がった。どう見ても遺跡の様。これは、去年の4月頃の写真。 (因みに、現場は去年の秋に完成し、国産薪ストーブも付いて、お客様が暮らし始めてます。) さて此処からが、大工達の腕の見せ所。石場建てと言って、柱をまず石に建てる構造。当然、通常とは全然... Read More