小さく住む家②  日差しを取り入れる

ここでもう少し、このスモールハウスの設計を説明する。     外観であるが、屋根は南面を高くした片流れ屋根だ。 南面に面した室内には、ロフトスペースもある。 南面を高くすることの意味は、冬の日差しをたくさん取り入れるためだ。 もっとも雨も降り込みやすくなるので、軒の出は深くして、高さもなるべく抑えた。 図面では分かりにくいが、南面のウッドデッキの両袖は壁アールにせり出しでいる... Read More

みさとの学校マルシェ モバイルハウス放置される

みさとの学校マルシェ続報   さて、マルシェで展示中のモバイルハウスは、どうなったかというと、どうも子供達の遊び場になっていたらしい。 実は、私はずっとカホンの方に付きっ切りで、モバイルハウスは誰も居ず、放置状態であった。 まあ、手持ち無沙汰の子供達の居場所になってくれただけでも、設置した甲斐があっただろう。   これに懲りず、機会があれば、また出展したい。   ... Read More

みさとの学校マルシェに出店する の巻

今日は、8月20日に行われた、みさとの学校マルシェの様子をお知らせする。     このマルシェは、廃校になった旧長野小学校を利用した、屋内型マルシェである。 主催は地域の協議会になっているが、実質的にはNPOサルシカの仕切りである。 サルシカとしても美里地域としても初のマルシェ開催は、あまりにも人が来すぎて大変なことになった。 そこらのことや、イベント全体のことを詳しく知り... Read More

またまたモバイルハウスを作る、の巻

木神楽では、スモールハウスプロジェクトを進めているのだが、その中でも究極の小さい家が、モバイルハウスだ。 モバイルハウス一号 モバイルハウス二号 さて、この夏、いよいよ正規販売を目指して、3台目を作ることになった。 設計は、元から見直し、大きさ、構造を変更。 コストダウンと、丈夫さを優先した結果、今までのよりひと回り小さくして、骨組みは太く、そして尚且つパネル化することにした。 これらのパネルを... Read More

四方転び踏み台を作れ(3)模擬試験を監督する

6月から三重建労中央支部で始まった四方転びの講習。 これまでの経緯はこちら↓ 四方転び踏み台を作れ(1)講師を仰せつかる 四方転び踏み台を作れ(2)まず目指すは完成 ここで再度、色々と説明しておこう。     四方転び踏みとは? 脚が四方に広がっている、折り畳み式の踏み台。 これの図面を書き、墨を付け、加工、組立てるには、大工の高度な知識と技術が必要なのだ。    ... Read More

四日市の町家再生⑨ 古民家と言えば格子戸

古民家、そして町家と言えば、何と言っても格子戸である。 繊細な縦格子、その隙間からこぼれ落ちる暖かな灯、まさに日本の原風景といっていいのではないか。 失われつつある、日本各地の旧街道沿いで見られる風景である。 こんな町家の続く町並みはとっても素敵だ。 四日市周辺は、東海道が通っていて、街道沿いには新旧入り混じった建物が混在していている。ビルもたくさん建っているが、古い町家もたくさん残っている。 ... Read More

四方転び踏み台を作れ(1)講師役を仰せつかる

先日から講師をしている。   何の講師かというと、四方転び踏み台製作の講習指導だ。   この四方転びの踏み台、若い時に自分も何台か作ったので、その実績を買われ、今回の講師役となる。 しかし、作ったのはもう10年以上前だ。作り方とか図面の引き方などは完全に忘れている。 正直勘弁してほしかったが、他に人がいなくて断わりきれずに引き受けることとなった。     ... Read More

鳥羽の土壁の家WEB内覧会(5)最終編

鳥羽の家ご紹介もいよいよ最終章。   ユーティリティー   脱衣所、洗面、トイレがリズム良く並ぶスペース。間仕切りはもちろん古建具の再利用。 壁の板張りは旦那さん施工。こういう狭い場所は、壁に体や物が当たり易いので、板張りだと使い易い。   ゲストルーム     天井すぐ上は屋根だが、断熱材と通気層が取ってあり、通気窓も十分あるので、暑くはなら... Read More

鳥羽の土壁の家WEB内覧会(4)自然の木は美しい

  この家では、所々の造作に、自然のままの丸太を取り入れた。自然の造形は、そのままで美しい。   玄関の引き手に使った丸太。樹種は不明。     土間にある大きな戸の引手。これだけは、もりずむ水町氏によって表面が加工されている。樹種は榎。     玄関下駄箱の帽子掛。もりずむ製作。   階段手すりには、グイッと曲がった根曲... Read More

鳥羽の土壁の家WEB内覧会⑵ 内部編

さて、鳥羽の家のご紹介の続き。   この家の見せ所は、、全てだ。 全てにおいて、その時考えうる限りの設計をし、そして自分が最も信頼する職人たちが仕事をし、さらに施主もとんでもない頑張りをを見せて、セルフビルドに挑んだ家である。     先ずは、何と言ってもここだけは外せない、土間からキッチン〜リビングの大空間。     土間からリビングへと上がる... Read More

鳥羽の家 内覧会2日目

鳥羽の家内覧会2日目の様子。     この日は、朝から曇空で、涼しい風が吹いている。 昨夜は、会場でそのまま宴会へと突入したので、皆、寝不足&二日酔い気味だ。   昨夜、早めにダウンした自分ともりずむ理事長の顔や服に、落書きがしてあった事は、酔った席の事なので、不問としよう。 しかし、Gパンに尻の穴を描くのだけは止めていただきたい。下品な落書きはNGだ。 &n... Read More

速報  鳥羽の家内覧会実施中

ここは、鳥羽市幸丘。小高い丘の上にある、閑静な住宅地だ。 周りの雑木林の山々からはウグイスの鳴き声、遠くには、電車の走る音も聞こえて、とっても居心地の良い場所である。   さて、今日から始まった内覧会。 一年越しで完成したお客さんのお家をお借りして、今日明日と開催中だ。 別に暇なわけではない。 外は暑いが、家の中は気持ち良い風が吹き、皆んなノンビリと昼下がりの時間を楽しんでいる。 さ... Read More

木の家ネットとの出会い

さて、そもそも話つづき。 そうして会社を作ったはいいが、さして仕事が増えるわけでもなく、それでも何なりと大工仕事をやっていた。 そして、ある日、いつものごとく、友人大工の建て前応援に行った先で、それは起こった。 なんだか変な大工と出会ってしまったのだ。 やたら愛想のいい大工と出会う 職人って、普通は初対面ではムスッとして、あまり愛想良くない。が、彼は違った。 やたらと人懐っこく、面白いことを言って... Read More

なぜ大工になったのか

そもそも話。 今日は何で自分が大工になったのか、何で工務店を経営しているのかを書こう。   父親が大工だった   そう、大工になったのは、一言で言うと父親が大工だったから。 小さい時から、自分は大工になるもんだとずっと思っていたのだ。   だから高校へ行く時も工業高校の建築科を選ぶ。 そして、卒業と同時に、大工の見習いを始めた。 仕事を習ったのは、隣町で工務店を経営... Read More