小さなカフェの作り方その6

まだまだ続く土壁塗り

注)これは2018年12月の話です

土壁塗りは、まだ終わったわけではない。前回は外部を塗っただけで、次は内部の壁を作る。

外の荒壁が乾いた時期を見計らって、内部のえつりに入る。

内部も外と同じように、竹を打って編んでいく。しかし竹という素材は何とも素晴らしい。自由自在にしなり、曲がってくれる。固くて強度もある。さらに毎年生えてくるので、無くなる心配は無い。竹という植物は資源が枯渇した遠い未来では(案外近い未来かもしれないが)、人類が使う主要な素材として、重宝されているに違いない。

そして出来上がったこの見事な竹小舞。

入り口上は、放射状に竹を打つ
竹にわら縄を巻いてあるのは、土が付きやすくするため。
どう納めるか悩んだ手洗い部分
何とも美しい竹小舞壁。

さあ、ここにまた荒壁を塗るのだ。

つゞく

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。