鳥羽の土壁の家⑦ そして建て前の日

注)これは去年6月の話

 

実はこの直前、松阪の土壁の家の建て前もして、建て前2連ちゃんという、ハードなスケジュールであった。本来はもう少し早く建てる予定が、梅雨直前になってしまった。工期の遅れで、お客さんには随分迷惑をお掛けした。

ちなみに、ここの基礎はお客さんセルフビルドだ。地盤が良かったのでシンプルな構造だが、それでも大変だったに違い無い。

さ、建て前の様子をささっと写真で振り返ろう。

シンボル的な節付き丸太の大黒柱を立てる。

長ほぞ差しのベランダ周り。組み上げるのに非常に苦労した。

 

渡り顎という木組みで、梁と桁をしっかりと組む。

 

段々と家の形になってくる。

屋根は、間に断熱材を入れる為に、2重にする。時間が掛かるが、出来上がると2階の天井まで仕上がる。

 

そして屋根まで完成!ここまでくるのに、1週間くらい掛かったんじゃないだろうか。

 

 

建て前二日目には、上棟式をして、餅まき。
最近はどこも簡素化して、餅まきはしないので、久しぶりであった。

 

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。