《鳥羽の土壁の家 part3》
さて、鳥羽の土壁の家作りの特長をここにあげる。
- もりずむの木を使って建てる
- セミセルフビルドで完成させる
- 自然素材で作る
- 土壁を付ける
- 古建具をリサイズして使う
- 手刻みで作る
1番から順に説明。
1、お施主さんは、林業関係のお仕事をされていて、山のことには詳しい。そこで、美杉町の林業家、三浦さんと知り合い、そこの木を絶対使って家を建てる、と決めたそうだ。
三浦さんの木はもりずむで買える。
もりずむとは、正しくは、NPO法人もりずむである。代表の藤崎さんが、さきほど出てきた三浦さんという林業家さんと設立した。
健全な林業と製材の両立を目指して、特に新月伐採と葉枯らし乾燥に特化した杉材を供給している。
林業家と直接繋がっているので、山に生えてる木から選んだり、さらにはきこり体験なども行っており、好評だ。
美杉町の倉庫で天然乾燥された材料は、ツヤが良く、割れも少ない。加工もし易いのが特徴だ。
2、そして次にセミセルフビルド。施主さんの気持ちとしては、無理な借金をせずに家を建てたい、今の世の中の当たり前である家を買う、という風潮に流されず、素人の自分達でもやれば出来る、というところを見せたい、といったところか。
詳しくは、施主さんブログ「自然と共に」を参照されたし。
3、施主さんブログにもあるように、もともと自然大好きな家族であるから、当然、自然素材の家となるだろう。木神楽で建ててるのもほとんどそういう家であるし。
ただし、無理はしていない。ユニットバスも入れたし、断熱材にスタイロフォームを使ったり、ストーブやキッチン周りは、防火のための建材も使っている。
4以降は明日。