よいとまけ

松阪の土壁の家
さて、ようやく地盤が出来上がり、いよいよ基礎を作ることになった。

もちろん基礎もコンクリートは使わない。昔ながらの方法で、地面を突き固め、石を据えていくのだ。

地面を突き固めるために、櫓を組み滑車を付け、ロープを張り、重い丸太を取り付ける。そしてただひたすらロープを引き、丸太を落として地面を固める。地面が固まってきたら石を据え、またさらに突く。

石は、菰野石を使用。殆どの石は、天端を石屋さんで切ってもらい、平らにした。

その上に直接柱が建つのだ。

この作業、重い丸太を滑車で引き上げる為に、人手が必要。

よいとまけイベントと銘打って、多くの人に参加してもらった。

ここにそのダイジェストを載せよう。

 

と、こんなに沢山の人に手伝っていただいた。感謝感謝です。そしてこんな家づくりもあるんだと知ってもらえた事が嬉しい。

ここまでの作業は、何よりお施主様が参加される事により、成し遂げられたものです。仕事が終わってから、そして休みの日も一緒になって、ヨイトマケを行いました。

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。