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スモールな珈琲店(8)テーマカラーはスカイブルー

注)このお店は、2015年秋に竣工済

 

ではここで、加納氏の写真により、このスモールな店舗『ON Y Va珈琲』を詳しく解説する。

 

お店は駐車場に設置

 

この工事は第一に工期が非常に短かったこと。そして、工房にある古材も含めた在庫をたくさん利用して建てられたお店である。

そしてもう一つ、塗装はすべてオーナー施工。その他にも色々頑張ってやっている箇所が多い。
おしとやかな見た目に似合わず、なかなかパワフルなオーナーである。

 

さて、お店はご覧の通り、一軒家の駐車スペース1台分を使って建っている。
この外観であるが、お店ということで、自分なりにはかなり考えたデザインだ。

 

屋根は片流れとし、西面の壁と繋っている。(これが施工の時に結構苦労することになるのだが。)

 

 

正面は、出入りに濡れないよう、軒を深く出してある。

テーマカラーはスカイブルー

ひときわ目立つ青い入り口の扉。

 

オーナーが選んだテーマカラー、スカイブルーで塗装。
移動カフェを始めた時に乗っていた、あの車の色をイメージしている。
ちなみに、取手は、オーナーが海岸で拾ってきた流木を使用。

 

階段は、照明器具と合わせて、白。素材は足場板。

 

 

東面には、大きなFIX窓。店の中がよく見えていいと思ったが、ちょっと丸見えすぎて、落ち着かないようである。

 

 

つづく

 

 

 

スモールな珈琲店を作れ(7)お店の名前はレッツゴー

注)この店舗は、2015年秋に竣工済

 

さて、加納さんの撮影写真を見る前に、この店舗の紹介をする。

 

 

このスモールな店舗は、その名をON Y Va珈琲と言う。(読み方はオニヴァ)

 

ON Y Vaの意味は、レッツゴー!

 

 

オーナーのKさん、この店舗を作る前は、移動カフェをされていた。

これがその当時使っていた車である。

オニヴァの意味は、フランス語で「さあ行こう!」という意味だ。

ちなみに、コーヒー豆は自家焙煎。最初は、見よう見まねで、豆入り器で焙煎を始めたという。

なぜ、珈琲店をするようになったのかは、お店に来店して、ご本人に直接伺ってもらいたい。

お店は、松阪市五主町の住宅地の中だ。

地図

 

ご本人による紹介VTRを発見したので公開。

 

自家焙煎珈琲豆の販売だけでなく、珈琲のDIYと称し、それぞれのオリジナルな珈琲ブレンドを作ることができるお店だ。

ON Y Va珈琲のブログ

 

スモールな珈琲店を作れ(5)2週間で完成!

注)この現場は、2015年秋に竣工済

 

そんなこんなで、スモールな珈琲店は完成した。
建て前をしてから、ちょうど2週間で竣工。こんな早い現場は早々ないだろう。

 

さて、ここでは、このお店の製作工程を、もう少し詳しくお伝えしよう。

 

構造は、基本105mm角で組み上げてある。

高床式にするために、床梁には背の高いものを使用。
材料は、古材で在庫してた米松。ひねりが強く出ていて、加工には少々難儀した。

 

床下はフリーになっていて、給排水が見えている状態。メンテナンスは楽である。

 

 

ちょっと工夫した屋根の垂木。
入口の軒の部分は、深くはね出すために、一部分に鉄骨で補助を入れている。

 

お店の要である水回りは、お施主さんがお持ちのシンクと水栓を使うので、それに合わせて、赤松のフリー版を加工した。

 

床には、いつもの杉板30mm厚を使う。ここはお店なので、水で流せるようにウレタン塗装をし、排水口を設けてある。

 

 

スモールな珈琲店を作れ(4)壁と繋がった屋根

注)この現場は、2015年秋に竣工済

 

ちょっと前に書いていた、スモールな珈琲店作りの続き。

 

 

屋根と繋がる壁

 

この現場では、ちょっと趣向を変えて、片流れ屋根と片面の壁が繋がっているデザインにした。
屋根材は、当初貼る予定だった波トタンを急遽変更し、アスファルトシングル葺きにする。

 

 

このアスファルトシングルは、カッターでも切ることが出来て、素人さんでも貼れる素材。
よくDIYでの定番屋根葺き材といえるだろう。
難点は、一枚一枚が小さいので、貼るのに時間が掛かるということ。

 

このスモール店舗も、壁からずっと屋根まで貼っていくのに、思った以上に時間が掛かる。

ちょっと面倒な貼り方をしたので、大変だったが、仕上がりには満足。
細かい部材をたくさん貼って作る壁は、コストは掛かるが、存在感が出て良い。

 

 

外壁は桧の板貼り

 

その他の壁面は、板張り。ちょうどその時、在庫で持っていた桧の板を貼ることにする。
塗装は、施主さん施工。3回ほど重ね塗りしてもらう。

軒の天井も同じ板で貼る。
これも、非常に幅の狭い板なので、貼るのに時間が掛かる。

この外壁は、前田と、応援の丹羽くんがほとんど貼った。
二人とも競い合うように丁寧な仕事をするので、なんとも綺麗な仕上がりである。

 

そしてメインの入口戸は、施主さんに塗ってもらった、中古の扉。
扉の取っ手はないので、施主さんに流木を探してきてもらうことにする。

実は、ここは海岸からすごく近いのだ。

現場は五主海岸のすぐ近く

 

ここの地名は、松阪市五主町。雲出川河口に位置し、ここから近い五主海岸は、三重県の潮干狩りスポットのひとつだ。

→ 五主海岸

 

そうして、いくつか拾ってきてもらった流木。
うーん、どれかはきっと使えるだろう。