注)このお店は、2015年秋に竣工
随分前に書きかけて途中になってた、スモールな珈琲店の紹介の続き
以前のブログはこちら
これらは、リユース品の窓やドア。塗装はオーナー施工。
では、中へご案内。
店内は、カウンターで仕切られ、手前の待合スペース、奥の焙煎スペースに区切られている。
天井・壁は、漆喰を薄塗りで仕上げてある。
床はいつもの杉板30mmだが、店舗なので、水洗いに対応出来るよう、ウレタン塗装仕上げだ、
その他の写真は、作例写真を見ていただきたい。
自家焙煎で、美味しい珈琲が飲める、オニヴァ珈琲さんのブログはこちら
場所は、松阪市五主町。海に程近い住宅地の中にある。
お近くの方も、遠いところからでも、是非一度お越しを。
注)このお店は、2015年秋に竣工済
ではここで、加納氏の写真により、このスモールな店舗『ON Y Va珈琲』を詳しく解説する。
お店は駐車場に設置
この工事は第一に工期が非常に短かったこと。そして、工房にある古材も含めた在庫をたくさん利用して建てられたお店である。
そしてもう一つ、塗装はすべてオーナー施工。その他にも色々頑張ってやっている箇所が多い。
おしとやかな見た目に似合わず、なかなかパワフルなオーナーである。
さて、お店はご覧の通り、一軒家の駐車スペース1台分を使って建っている。
この外観であるが、お店ということで、自分なりにはかなり考えたデザインだ。
屋根は片流れとし、西面の壁と繋っている。(これが施工の時に結構苦労することになるのだが。)
正面は、出入りに濡れないよう、軒を深く出してある。
テーマカラーはスカイブルー
ひときわ目立つ青い入り口の扉。
オーナーが選んだテーマカラー、スカイブルーで塗装。
移動カフェを始めた時に乗っていた、あの車の色をイメージしている。
ちなみに、取手は、オーナーが海岸で拾ってきた流木を使用。
階段は、照明器具と合わせて、白。素材は足場板。
東面には、大きなFIX窓。店の中がよく見えていいと思ったが、ちょっと丸見えすぎて、落ち着かないようである。
つづく
注)この店舗は、2015年秋に竣工済
さて、加納さんの撮影写真を見る前に、この店舗の紹介をする。
このスモールな店舗は、その名をON Y Va珈琲と言う。(読み方はオニヴァ)
ON Y Vaの意味は、レッツゴー!
オーナーのKさん、この店舗を作る前は、移動カフェをされていた。
これがその当時使っていた車である。
オニヴァの意味は、フランス語で「さあ行こう!」という意味だ。
ちなみに、コーヒー豆は自家焙煎。最初は、見よう見まねで、豆入り器で焙煎を始めたという。
なぜ、珈琲店をするようになったのかは、お店に来店して、ご本人に直接伺ってもらいたい。
お店は、松阪市五主町の住宅地の中だ。
ご本人による紹介VTRを発見したので公開。
自家焙煎珈琲豆の販売だけでなく、珈琲のDIYと称し、それぞれのオリジナルな珈琲ブレンドを作ることができるお店だ。
ON Y Va珈琲のブログ
注)この現場は2015年秋に竣工済
完成したスモール店舗は、早速竣工写真の撮影である。
ON Y Va珈琲
以前は、竣工写真を自分で撮影しようと、カメラ機材などを買ったりしていたが、やはりプロの写真には敵わないということが判明。
新築の写真は、基本、プロカメラマンにお願いしている。
建築写真専門のカメラマンが撮る
今回、撮影をお願いしたのは、津市在住のフォトグラファー加納氏。
→ 加納フォト
建築の竣工写真を主な撮影対象としているが、最近はイベント・コンサートの撮影なども手掛けている彼。
加納氏近影 鳥羽の土壁の家
津市在住の加納氏とは、NPOサルシカの活動を通して知り合う。
彼は、いつも、メッシュのベスト(恐らく撮影機材の小物が入っている)を着込み、ハンチング帽がトレードマークの、ダンディーな紳士である。
向かって一番右端に写っているのが加納氏。
他の人よりサイズが大きく見えるのは、広角レンズのゆがみによるものだが、人並み以上の大きさであることには違いない。
履いている靴のサイズが、30cmはゆうに超えていることからも、どれだけでかいかよく分かる。
撮影時には、こんなポーズも取る、見かけによらずお茶目な加納氏。
彼の得意とするのは、広角レンズを生かしたダイナミックなアングルと、ライティングを駆使した夜間撮影である。
ダイナミック&ドラマティックな写真
彼が撮ると、どんな風景も、ドラマティックに写る。
夜間の撮影でも、彼が撮ると昼のように明るくなる。
これなども、実際は真っ暗の中での撮影だったが、くっきり町並みや空が写っている。
そして何と言っても撮影時のライティング抜きには、加納カメラマンを語れないであろう。
これなどは、ライティングの賜物で、竹小舞を活かした素敵な写真に仕上がっている。
同じく、竹小舞の写真。もうこれでひとつのアート作品ではないだろうか。
これなどは、もう何が何だか訳が分からないが、とにかくカッコイイことには違いない。
それでは、次回は、こんなダイナミックでダンディーな加納氏の写真で、完成したスモールな珈琲店を振り返ってみよう。