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自然観察日記

自然観察日記 モリアオガエル(2)樹に登るのは夜

梅雨に入ったばかりの、とある日の夜。いよいよ現場脇の沼地を探索する時が来た。沼の方からは、モリアオガエル特有の鳴き声、ゲコゲコガーガーが聞こえてくる。その時現場へ泊まり込んで作業していた左官屋さん達も巻き込んで、皆んなそれぞれ手にledライトを持って沼へと向かう。そうすると、いたいた!何匹も沼の上の木の枝に登っているではないか。

 

 

この写真のカエル君達は、体長4〜5cmのちょっと小さめ。モリアオガエルの雄の方だろう。

 

 

こっちにも居た!こっちのカエルは体に模様が入り、モリアオガエルの特徴をよく出している。右に写っているカエルは、体長6〜7cmだろうか一回り大きく、モリアオガエルの雌の方だと思われる。

 

 

しかし、あなた何か無理な体勢ですな・・おそらく枝を移ろうとしているところに、我々がやって来て、固まってしまっているんだろう。この後、急な来訪に驚いたカエル君は、水の中に飛び込んで姿を消してしまった。そのあと時間が経って見に行っても、カエルを見つけることはできなかった。驚かせてごめんね。ということで、産卵姿を覗き見ることはできなかったが、木に登っているその生態を目の当たりにし、我々は満足したのだ。

 

 

ちなみにこちらは雨の日の夜、うちの工房前で見つけたモリアオガエル君。体長6cmほど。手の先の平べったい吸盤が特徴で、これによって上手に木登りをすることが出来るのだ!

 

 

そう、実は身近なところにもモリアオガエルは居たのだ。彼らを見つけるには、山の中にある池とか沼周辺を探すといいだろう。彼らの鳴き声は特徴的なので、それでいるかどうか判断できる。樹の上に泡があったら、モリアオガエルで間違いない。モリアオガエルの鳴き声は、下のリンクで聞くことができるので、興味のある方は是非聞いてみてほしい。

 

 

つゞく

 

自然観察日記 モリアオガエル(1)樹上に見つけた卵

ちょっと家作り話からは脱線。

 

うちの工房は山の中にあり、四季折々の自然が美しい。また行く先々の現場も田舎が多く、そこでも美しい自然の動植物と出会う。そんな命の不思議、奇跡とも言える姿を見るのが大変興味深く、深く感動を覚える。ここではそんな現場や工房で見た自然の姿をお伝えしたい。

 

さて、まず最初に書くのは、何と言っても今取り掛かっている新築現場での話。伊賀市のとある山間部にあるその現場は、周りを雑木林に囲まれ、敷地のそばには小川が流れるという、とっても自然豊かなところである。

 

 

この写真は、一番最初に現場下見に行った時に見つけた、野鳥の巣である。調べてみると、どうやらコチドリの卵らしい。ここは建設予定地に造成された、何もないところだ。なんでこんなところに無防備に卵があるのか!?と思ったが、コチドリさんは、このように何もない裸地に卵を産み、ヒナを孵す習性があるとのことだ。この後しばらく現場に行かなかったので、この卵が無事孵化して、雛が巣立ったのかどうかは分からない。

 

コチドリについて詳しくはこちら

 

さてさて、ここからが本題だ!この現場には池、というほどでもない沼がある。敷地のすぐ脇に山から流れ出る小川があり、そこがちょっとした堰でせき止められ、沼になっているのだ。まさしく自然に出来たビオトープである。

 

 

さあそしていよいよ新築工事が始まり、春を迎えた。暖かくなり雨が多くなると、冬眠から目覚めたカエル達の声がたくさん聞こえてくる。そして梅雨に入ったとある6月の日。

 

 

沼の上の木の枝に付いた泡のかたまり。直径10cmほどあるだろうか。これがどうやら噂に聞くモリアオガエルの卵らしい!そしてこの泡のかたまりは、日を追うごとに増えていくではないか。

 

 

あっちにもこっちにも。これらは、沼の上にせり出した枝に産み付けられている。卵は、水面すれすれのところにあったり、はたまた結構高い樹の枝にもあったり。それでも全てちゃんと水の上の枝を選んで産卵するのは大したものだ〜

モリアオガエルについてはここ

 

 

用心深いカエルたちは、昼間は決して姿を現さない。何がなんでもその産卵シーンを見たい私達は、夜を待って沼地に行ってみることにした。

つゞく

 

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