片流れ屋根の利点

現在施工中のA様邸。

2階部分は片流れ屋根となっています。

将来、太陽光発電を載せるかもしれない・・ということで、
南向きの屋根面積を広くするためにこうなりました。

今までは、雨仕舞が難しそうだし、
外観のバランスもうまくいかない気がして、片流れというのは、自分の設計ではやってこなかったのですが・・

今回やってみて、
「なかなかいい!」
と思うようになりました。

まず、何よりロフトスペースが広く取れることです。
まとまった収納スペースが出来て、けっこう重宝すると思います。

もう一つは、下の部屋からロフトの窓に向けて、風の流れが作り易いこと。

2階はどうしても個室ばかりになってしまい、
空気の流れが悪くなり熱気がこもり易いものです。

そんな時、熱気が抜けるよう、ロフトの一番高い位置に窓を作り、下の部屋からつながるようにしました。

各部屋にはエアコンは取り付けますが、
なるべく自然の風を取り入れられるように、考えています。

苦労した雨仕舞。

軒天を張らずに、母屋・垂木が、現しとなっているので、その周囲、外壁との境、
さらには、台風時の雨の吹上げに対処するよう、見えないところでの工夫もあります。
そうしつつ、外壁内・屋根裏ないの空気が抜けるように、通気口も作りました。

外観も、あまりのっぽになりすぎないよう、屋根勾配をゆるくし、いい感じになったと思います。

ちなみにこれは、ガルバリウム製の雨樋。

値段はそんなに高くはないのですが、取付けは、けっこう苦労します。
でも質感がよく、また長持ちするので、いつも好んで使っています。

高橋一浩
  • 高橋一浩
  • 大工歴30年、小さな工務店大工社長が綴る独断と偏見のBlog。
    《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。