どこから雨漏りしているのか?前編〜古民家改修現場より

古民家は日本の原風景を支える貴重な財産である。しかし現在空き家が増え、雨漏りにより大きく屋根が崩れてしまった古民家を良く見かける。そうなってしまうと、もう解体するしか選択はなくなるのだ。

雨漏りさせないこと

そのためには、当然ながら雨漏りに気を付けることだ。雨漏りがほんの少しに見えても決して油断してはならない。雨漏りは木材を腐食させるだけでなく、その湿った木材を食べにシロアリがやって来てくるからだ。

空き家になっていると、どうしても目が届かなくなり、雨漏りに気付きにくくなってしまう。屋根は定期的に信頼できる屋根業者に点検を頼み、割れた瓦などを早めに交換しておくことだ。

それでも雨は漏る

そんな点検済みの屋根でも雨が漏ることがある。それを実例を挙げて見てみよう。

築70〜100年ほどの古民家

築80〜100年程と推定される古民家。

このお家は別荘として使われていて、普段は住まわれていない。実はうちで3年前に別の箇所の雨漏りを直し、屋根部分は総点検させていただいた。しかし今回また別のところで雨漏りが判明したのだ。

雨が漏っていて、天井が大きく垂れ下がっていた。
床の畳は、水を含んでずくずくしている状態である。
雨漏り上部の屋根は、見た目には何ともなっていない。
この隅棟部分が、今回の雨漏り箇所であるが、見た目には全く健全である。

果たして、雨漏りの原因は何なのだろうか。

その答えは次回にお伝えしたい。

つゞく


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高橋一浩
  • 高橋一浩
  • 大工歴30年、小さな工務店大工社長が綴る独断と偏見のBlog。
    《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。