海が見える山の家リフォーム(9)ロフトを作るの巻

この家では、ロフトを取り付けるのも重要なミッションの一つである。

ロフト、屋根裏部屋。

それは、本来の部屋ではなく、通常は隠される天井裏スペースを利用して作られる。

そこは、基本的に勾配天井であり、狭い。

しかしながら、そこは非日常的空間で、狭いながらも隠れ家的であり、秘密基地っぽくもあり、大人も子供もワクワクするスペースになる。

もちろんわたくしの自宅にも、広大なロフトスペースが作ってある。

今まで木神楽で建ててきた家のほぼ全てにも、ロフトスペースは取ってある。

リフォームで、ロフト付き部屋を施工した例

新築でもロフト付き

〝タイニーハウス小さく住む家〟にも、もちろんロフトはある。

そして、もちろんこの〝海が見える山の家〟のお施主様ご家族にとっても、ロフトスペースは夢の空間であり、今回何としても作らなければならないものだ。

しかし、そこには難関が待ち受けていた。

丸太の梁が邪魔をする

邪魔なんて言ってはいけない、構造的にはとっても重要な梁だ。

ロフトを取り付けるのは、吹き抜けにした元和室の部屋。

そこには瓦屋根を支えるべく太い松丸太が何本も入っていて、通常ならロフト空間は取れない。

しかしお施主様の夢を叶えるべく、我々木神楽スタッフは考えに考えた。

ロフトの高さは、高すぎても下からのアクセスが良くないし、低すぎると下の部屋を圧迫する。

そこら辺りを考えて、高さを設定する。ここでは、前の和室のちょうど天井あたりの高さに、ロフトの床を設定した。

ただこれだと、床のすぐ上を丸太梁が横切り、いまいち使い勝手はよくない。

そこで、さらに奥に一段上げて、ロフトを増設した。

奥の段は、ちょうど腰を掛けられる高さ。

丸太の梁の上に床を上げたので、あまり邪魔にならない。

こうして、少々変則的ではあるが、夢のロフトスペースが出来上がったのだ。

つづく

高橋一浩
  • 高橋一浩
  • 大工歴30年、小さな工務店大工社長が綴る独断と偏見のBlog。
    《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。