小さなカフェの作り方その3

屋根に桧皮を張る

そして、出来上がった円錐屋根に張るのは檜の皮、いわゆる檜皮葺(ひわだぶき)だ。檜皮葺といえば、古式ゆかしい神社などの屋根に張ってあるあれだが、あれとは使っている材料は同じだが、同じではない。もっと簡略化して葺いている。

ここの屋根張りを担当したのは、弟子の桝屋。彼は以前にも日本料理 朔の屋根を貼ったことがあるので手馴れたものだが、短く切った皮を一枚づつ重ねて貼っていくのは、それなりに根気のいる作業である。

そうして葺き上がった屋根がこれだ。

何とも美しい。

屋根の円い曲線と相まって、コンセプト通りのファンタジーな雰囲気を醸し出してきたではないか。

つづく

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。