小さく住む家⑯カーブした外壁を作る

さて、なかなか進まない外壁のシダーシェイクだが、それに加えてもう一つの難関があった。

それが、正面両袖のカーブを切った袖壁である。

これは単なる飾りではない。
屋根を支える重要な構造であり、夏の東・西日を遮る壁にもなる。

ま、カーブしている必要はないのかもしれないが、何故かここは丸くするべきだと感じたのだ。

 

そんなこんなで、試行錯誤しながら、工事は進む。

 

深い軒を支えるための桁を取付け。

 

あとは、アールに沿って板を切り、貼っていけばいいが、そんなに簡単には進まない。
が、慌てずにいこう。
作業した分は確実に終わっていくのだ。

 

つづく

大工歴30年、小さな工務店社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。