トイレ内の手洗いに、古いミシンの脚を使用。
木のカウンターに、洗面ボウルを載せ、ミシン台を取り付ける。
足踏み式のギミックがまだ生きていて、踏むと横の輪っかが勢いよく廻り、ちょっと楽しい。
これは、使うことは無さそうだが、営業申請上必要な手洗い。
IKEAの木製サラダボウルに穴を開けて制作。
こちらは厨房。
換気扇は、以前のものをそのまま利用。その他の厨房機器は、オーナー様が買い揃え。
かなり汚れていたステンレスも、オーナー様渾身の磨きにより、ピッカピカになる。
照明について
ほとんとがダクトレールにスポットライトを取り付ける方式。
これは後から色々追加したり、向きを変えたりできるので、店舗には特にオススメ。
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さて、店内の紹介はこれぐらいにしよう。
ここでは、ピザ・パスタを中心とした軽食メニューを展開。
店内にはコンセント完備のカウンターや、wifiも整備されていて、プリンターも置いてある。
深夜まで開いているので、コーヒーや軽食をお供に、ゆっくり過ごすことができる。
しかし何より、店主のご兄弟二人の、ゆるくて明るくフレンドリーな人柄が、一番の売りかも。
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店内は、漆喰塗りの壁、羽目板など無垢材をメインのところに使用して、ナチュラル感を出した。
っていうか、ナチュラルも何も、いつもの仕様である。
他のところも全て無垢材で仕上げるのが理想だが、使いやすさ(掃除のしやすさ)、メンテナンス性、コストなどを勘案し、無垢材と取り混ぜて、クロスやクッションフロアーを使っている。
オーナー様と何度も打ち合わせし、悩みに悩んで寸法を決めたカウンター席。
カウンター材には、赤松の集成板を利用。
シンプルなハイチェアは、IKEA。
一番奥にある大きなモニターが取り付く壁面には、何種類かの塗装をした杉の小割板をランダムに貼った。
ここも悩みに悩んで制作した、収納付きベンチ。
結構な収納スペースが出来た。
続く
1月のとある寒い日。
オーナーがお店の家具をIKEAに買いに行くというので、IKEAがどういうところか興味のあった我々は、同行することにした。
スノーボーダー坂下の軽バンを片付け、オーナー(兄)と私が乗り込み、3人で出発だ。
やって来たIKEAは、愛知県長久手市。
結構遠い。ちょっと行こうかという距離ではない。
我々がやって来たのは、平日・しかも雪が舞い散る寒い日だったので、お客は少なめ、らしいが、それでも多くの人が訪れている。
ここは、入り口から見やすいように順路が決められている。主に家具を中心に、生活周りのものが展示販売されていた。
家具は全て実際に使うシチュエーションに沿って配置されており、イメージしやすい。
ちょっとシックなオフィス家具コーナーで、くつろぐ二人。
木神楽の事務所もこんな感じにしてみようか?
私がここで見たかったものを見つける。それは水周りの部材である。
キッチンや洗面台は、それぞれ部材を選び、自分でセルフビルドで組み立てるようになっている。
そのための専用ドライバーや型板も販売してあった。
これらは主に洗面台の部材だが、モノは悪くなさそうなので、今後使えるのではないだろうか。
他にLEDの照明コーナーも充実していた。シンプルなデザインで、どれもリーズナブルな価格だ。
来た時はさっと見てさっと帰ろうと話していたのに、結局隅から隅まで見て、数時間を費やすことになる。
最終的に、ここでオーナー様が買ったのは、店舗の椅子であった。
格安だが、無塗装・組み立てが必要な製品だ。
そうして、IKEA長久手ツアーは終了した。さあ明日から残りの作業をラストスパートで片付けねば。
解体が終わって、いよいよ内装工事。
ここでの大工工事は、スノーボーダー坂下と、大工5年目桝屋のコンビを中心に進める。
今回の工事では、オーナーとともに器具付けや水道工事も自分達でやってしまうことにした。
ホームセンターで材料は揃うので、それを買って取り付ける。
車で1分程度のところにコメリがあるので、なんとも便利な現場である。
さて、このお店の名前、ラフターズカフェについて、説明しよう。
ラフターのラフは、英語のLaugh、笑うの意味だ。
笑う者、笑顔が集う場所になるようにとのオーナーの想いが込められた、なんとも素敵な命名ではないか。
ちなみに、このお店で提供するのは、ピザを中心としたメニューで、夜はお酒も出すとのこと。
今から、お店のオープンが待ち遠しい。
続く