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タグアーカイブ 杉板

小さく住む家⑤ 杉で仕上げる家

小さく住む家は、内も外も杉板を張る。

 

内部は天井から壁、床まで杉板張りにする予定だ。
杉の木はは柔らかく、手の触れるとこに使う素材としては、大変優れている。
何より、木の持つ吸放湿性により、室内の湿度を調整してくれる。


鳥羽の土壁の家 ユーティリティー

 

 

そして外部。

 

外部に張る杉板は、塗装してもいいが、この家では無塗装の予定。
芯材である赤身板を使うので、無塗装でも腐りにくい。

さて、その杉板をどんな風に張るかで、家の印象はガラリと変わる。
このスモールハウスでは、シダーシェイク風に仕上げることにした。

シダーシェイクとは、以前鳥羽の土壁の家で、お施主さん自ら張っていたアレだ。


鳥羽の土壁の家 外壁

 

 


岐阜の友人の家で見たシダーシェイク

 

これらは小さい板を一枚一枚重ねて張って仕上げるので、大変な手間が掛かる。
さらには、板の重ねしろが多いので、材料は通常の3倍用意しなければならない。

鳥羽の施主さんの苦労ぶりを目の当たりにしてはいたのだが、そのあまりの仕上がりの良さに、是非このスモールハウスでやってはどうかとお施主さんに提案し、了承されたのだ。

 

続く

 

 

鳥羽の土壁の家⑩ 柿渋と松煙が出会った

さあ、どんどん行きます。
お次は外壁を張る。

この鳥羽の家で使う外壁材は、杉板だ。
外壁用に、腐りにくい赤身だけで製材されているものである。

杉板の塗装は、もちろんお施主さん担当。

材料にこだわる施主さんは、自然素材だけで塗装できないか調べ、柿渋+松煙というのを探し出してきた。
何と柿渋を作っているお友達がいるとのこと。
その彼のアドバイスを元に、ほんまもんの自然塗料による塗装が始まった。

 

松煙とは、煤であり、ここでは顔料の役割を果たす。そして柿渋には固まり防水する性質がある。
このふたつを混ぜ合わせ、塗ることにより、色付けと木材表面の保護を兼ねる。

 

 

杉板の表面は、塗装が固着しやすいように、あえて削らず荒ら仕上げとした。
塗って乾いた表面は、何かがきらきら光っていて、とても美しい黒色だ。

 

 

一度塗って乾いた後、さらに二度目を塗ってもらい、更に深いブラックとなる。

 

これは張るのが楽しみである。
つづく

 

 

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