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Small House COLUMN 発表

 

さて、現在進行中のスモールハウスの提案図面をちょろっとご紹介しよう。

 

 

 

Small House COLUMN!

英語で書いただけで、訳すると、円柱型スモールハウスである。
下が立面イメージ。上にあるのがUFO、じゃなくて、平面図だ。

こんな感じの家は、モンゴルとかアイヌの家で見かける。
さてここからが重要。
実は、宇宙での標準形は、何事も丸なのだという。
地球上で、しかも唯一人間だけが、四角い家を作り、住んでいるというのだ。
丸いと、何かとデッドスペースが生まれる気がするのだが、、
いやいや、よく考えてみると、それは実は、現代のあらゆる住宅機器や家具が、家が四角いことを前提につくられているからである。

 

 

しかし、人間、真っ直ぐなものを作るのに慣れている。それが今のこの世界では作るのが楽だからだ。

でも、楽ばかりしていてはダメだ。
本当に真実なるものを追求して、この丸い家を提案するのである。

 

 

ただ今のところ、細かいところまでの作り方は決まってない。あくまでもイメージのみである。

そして、実際にこの計画が了承され、晴れて着工されるかどうかは分からない。

しかし、きっと実現すると、固く信じているところである。

 

 

四日市の町家再生⑤ 窓が付いたその日

四日市の現場、屋根が出来上がり、着々と進んでいる。
ここは、珍しく現在進行形でお伝えする。

 

板金屋さんが屋根張り中。

素材は、ガルバリウム鋼板、縦平葺き。

この葺き方は雨仕舞いが良く、かなり緩い勾配でも、雨漏りしない。

 

リビング上には、天窓を二台設置。

壊す前も、天窓が二ヶ所あった。
以前と同じような位置に、また新しく取り付けた。

 

細長い間取りなので、天窓が無いと、真ん中の部屋は真っ暗なのである。

 

古い屋根を外し、勾配を緩くして新しく作った箇所。

ここ、とっても苦労した部分。
実はバチになっていて、(つまり通りが曲がっていて)橋本君が苦労して加工した箇所である。

バスルームとトイレットに、ハイサイドライトを取り付け。


ここは水周りだし、利便性も考えてアルミサッシを利用。
換気、明かり取り用だ。

キッチン横にはめ殺し窓を取り付け。


お施主さんが、ひでしな商店で見つけてきた、センスのいいレトロな硝子戸である。
さて、現場は町屋なので、非常に狭く、もちろん駐車場も無い。という事は、仮設トイレを置く場所なんて当然無い。
街中なので、立ちションなんてもってのほか。
幸い、歩いて2、3分くらいの所に解放された駅のトイレがあるので、そこを利用することにした。

 

しかし、わがままな職人達は、もっと近くにトイレが欲しい、とのたまう。
仕方がないので、何かないかと探していたらこんな良いものを発見し、早速購入。

 

PC現場トイレ/amazon


うん、これなら省スペースだし、何処へでも置ける!

しかし、ここに溜まったそれは、一体誰が何処へ運んで処分するのであろうか。

つづく

松阪の土壁の家、建て前をする

《松阪の土壁の家 Part4》

これはちょうど1年前の話。

さて、構造材の墨付け、刻みがどんどんと進んでいくが、実はそれと同時に、鳥羽の土壁の家の準備も始まっていた。刻みが終わらないうちに、鳥羽の家の材料が工房にどっと入ってくる。

そして建て前は、5月末日と決定、そしてそのすぐ後6月1日に鳥羽の家の建て前も決定するという、とてつもなくハードなスケジュールとなった。どちらも梅雨に入る前ギリギリである。

そして、ようやく迎えた建て前の日。

まず初日は、下組みをする。伝統構法な建物は、木組みが複雑なので、まず寝かした状態で組めるところを組んでしまう。

そして2日目、前日に組んだものを、クレーン車で順番に起こしてゆく。この過程は、大工として最も面白いところである。


そしてこれらは、屋根の登り梁。合掌梁とも言う。この松阪の家の見せ所でもある構造材だ。これを入れる事により、よりシンプルで美しく、そして小屋裏が使い易い架構となる。


これはお楽しみのお昼時間。今回は、いつもの大工メンバーに、木の家ネットの仲間である、滋賀の宮内建築にも来てもらった。宮内さんちは、こだわりの木組みの家、とりわけ石場建ての新築も結構手掛けていて、僕としては、今回の自信のある家を是非見に来てもらいたかったのだ。


そうして屋根まで完成。ここまで4日掛かった。木組みの家にしては早い方だろう。

さあ、次はいよいよ土壁。左官屋さんの出番である。

つづく

土壁は、大地そのものだ

《鳥羽の土壁の家 part4》

鳥羽の家の特長、昨日の続き

  1. もりずむの木を使って建てる
  2. セミセルフビルドで完成させる
  3. 自然素材で作る
  4. 土壁を付ける
  5. 古建具をリサイズして使う
  6. 手刻みで作る

4の土壁について。

 

 

自然素材でなるべく建材も使わないで作る、ということから、自然と土壁を付けようということになったんだと思う。

木神楽では、新築の場合、土壁の家の割合が多い。一体何故土壁を付けるのか?実は土壁自体には、あまり断熱性能はない。しかし蓄熱、蓄冷はするので、冬には暖房の熱を溜める作用があり、夏は直ぐに温度が上昇しないので、土壁の家は、ヒンヤリとしている。理想的には、土壁の外側に断熱材を入れて断熱効果をカバーしてあげるのが良いだろう。ちなみに鳥羽の家は、外面にフォレストボードという杉樹皮とパルプで出来た断熱材を入れた。

土壁は、それ自体に耐力壁の役割もある。伝統的構法では、筋交いを入れずに土壁で家を持たすのだ。よって鳥羽の家も筋交いは無い。

しかし最大の理由はそんなものでは無い。この地球、Earthである大地の土そのもので家が作られるという、その事自体がとても素晴らしく感じられるのだ。

何も複雑なものは無い。ただシンプルに大地に生えている竹を切り、それを編み、そこに大地そのものを塗りつける、土壁の家は、Earthそのものである。そして、当然解体され、廃棄される時は、自然のものだから、特に処理は要らない。また大地に還ってゆくだけだ。

地球環境の事を考えると、どんな建材よりも環境負荷の少ない優れたものなのだ。

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