• Mobile 090-3385-2706
  • wood@mokkagura.com

タグアーカイブ 建築

ラフターズカフェ制作日誌(8)IKEA探訪

1月のとある寒い日。

オーナーがお店の家具をIKEAに買いに行くというので、IKEAがどういうところか興味のあった我々は、同行することにした。

スノーボーダー坂下の軽バンを片付け、オーナー(兄)と私が乗り込み、3人で出発だ。

 

 

やって来たIKEAは、愛知県長久手市。

結構遠い。ちょっと行こうかという距離ではない。

 

我々がやって来たのは、平日・しかも雪が舞い散る寒い日だったので、お客は少なめ、らしいが、それでも多くの人が訪れている。

ここは、入り口から見やすいように順路が決められている。主に家具を中心に、生活周りのものが展示販売されていた。

 

家具は全て実際に使うシチュエーションに沿って配置されており、イメージしやすい。

 

ちょっとシックなオフィス家具コーナーで、くつろぐ二人。

木神楽の事務所もこんな感じにしてみようか?

 

私がここで見たかったものを見つける。それは水周りの部材である。

キッチンや洗面台は、それぞれ部材を選び、自分でセルフビルドで組み立てるようになっている。
そのための専用ドライバーや型板も販売してあった。

 

これらは主に洗面台の部材だが、モノは悪くなさそうなので、今後使えるのではないだろうか。

 

他にLEDの照明コーナーも充実していた。シンプルなデザインで、どれもリーズナブルな価格だ。

 

来た時はさっと見てさっと帰ろうと話していたのに、結局隅から隅まで見て、数時間を費やすことになる。

最終的に、ここでオーナー様が買ったのは、店舗の椅子であった。

格安だが、無塗装・組み立てが必要な製品だ。

そうして、IKEA長久手ツアーは終了した。さあ明日から残りの作業をラストスパートで片付けねば。

 

海の見える家リフォーム(2)チムニー設置完了

チムニー設置の続き

 

 

大工が作った四角いチムニーの周りに、ガルバリウム板金が貼られ、その上に煙突が取り付けられた。

 

 

 

簡単に書いているが、このチムニーと瓦の雨仕舞いは難しい。

板金を2重に入れ、万が一の雨漏りにも備えて作ってあるが、古くなって瓦がズレてきた時などは注意が必要である。

 

 

 

そしてチムニーが出来たところで、いよいよストーブの設置だ。

ストーブ設置は、近くの薪ストーブ取扱店stove & cafe OZAKI に依頼。

取り付けるストーブは、最近ここの店主O崎氏一押しのAGNI-CC。

AGNI-CC

 

これは、岐阜の鋳物メーカーで作られている高性能な国産薪ストーブである。

 

 

このストーブは、鋳物の質の良さもさることながら、このようにバラバラに分解でき、運搬やメンテナンス性に大変優れているのだ。

 

つづく

ラフターズカフェ製作日誌(7)お正月に漆喰を塗るのだ

内壁下地が出来上がった年末、ヒゲの左官K山氏がやってきた。

皆が休んでいる年末年始、正月休みもせずに左官工事に入るのだ。

そう、彼は現場を円滑に進める為なら、正月だろうと例え夜中になろうとも、家に帰らず仕事をする。
決して威張らず欲張らず、予算が足りなければ僕の分を使ってくれと差し出し、西に困った人があれば助けに行き、東に病気の人があれば行って励ます、そんな宮沢賢治のような左官職人である。

今回は、冬休みに入っている高校生の息子も連れてきて、親子で漆喰塗りである。

なかなか手つきの良い彼は、果たして左官屋になるのだろうか。
お父さんは結構期待しているようではある。

 

さて、もちろんいつもの調子で、オーナーや我々も参加する。

 

この壁面は、プロジェクターで映像を写したいとのオーナーの希望により、なるべく平らにするべく、皆でコテで押さえる。

オーナーであるご兄弟二人も中々器用である。

 

そして、ご覧のように、綺麗な漆喰壁が出来上がった。

ちなみに、この漆喰壁は、石膏ボードに薄塗りで仕上げてあるので、工期は短く済む。
ただし、厚みが薄いので、強度はあまり無く、ボードの継ぎ目でひび割れなどが起こりやすいが、私としてはあまり細かいことにこだわらず、漆喰の質感を楽しんで欲しいと思う。なおひび割れた漆喰は補修可能だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラフターズカフェ制作日誌(5)店の顔を作る

着々と造作工事が進む、ラフターズカフェ。

まずは、取り壊してしまったお店の入り口を作る。

 

外観のデザインは、FIX窓一枚と、開き戸だけのシンプルなもの。
窓ガラスは、大きいので、8mm厚のガラスを入れる。

 

外壁は、ヒゲの左官ことK山氏によってモルタルが塗られる。

仕上げは、漆喰になるか、何か塗装をするのかは、この時点では未確定だ。

 

扉は、以前の入り口を再利用。

引き戸2枚を、両開きドアに変える。

このままでは使えないので、工房へ持ち帰り加工する。
2枚の大きさを揃え、高さも少し足して、板も張り替え。

 

そして引き手にサルスベリの枝を取り付け、オーナーが色を塗ると、リユースとは思えないおしゃれな扉の出来上がり。

 

小さく住む家㉑大地を壁に 実地編

美杉から現場に戻った我々は、早速壁を塗る準備に取り掛かる。

 

今回塗る壁は、こちら、スモールハウスの正面壁。
数日前に、下地モルタルを施工済みだ。

 

現場で待機していた弟子の桝屋、スノーボーダー坂下と合流し、K山左官を含めた4人で壁塗りの準備を始める。

まずは、朔で拾ってきた陶器のカケラを、ハンマーでさらに細かく砕く。

 

それらを土に混ぜ込み、一緒に壁に塗り込むことによって、面白い壁になると考えたのだ。

もちろん、美杉町の朔由来の壁だという証でもある。

 

さていよいよ壁に付ける。

 

先ずは接着の役目を果たすモルタルを塗り、その上から、美杉で採取してきた土を塗りつけていく。

 

塗り方は、手でぐちゃっと。付けた土の大部分は、パラパラと下に落ち、唯一モルタル面に接着している土だけが残る。

そんな感じでどんどんと塗り進める。

そう広くない面積なので、半日ほどで終了。

 

 

 

そうして、塗りあがった壁がこれだ。

 

 

 

 

この状態は、まだ塗りたてなので、完全な仕上がりでない。

この後、日を置いて、乾いた壁面の余分な土を擦り落とす。

さらに接着力を高めるために、樹脂ボンドを吹き付けると、ようやく大地の壁の完成である。

 

続く

 

ラフターズカフェ製作日誌(4)笑顔が集うお店に

解体が終わって、いよいよ内装工事。

ここでの大工工事は、スノーボーダー坂下と、大工5年目桝屋のコンビを中心に進める。

今回の工事では、オーナーとともに器具付けや水道工事も自分達でやってしまうことにした。

ホームセンターで材料は揃うので、それを買って取り付ける。

車で1分程度のところにコメリがあるので、なんとも便利な現場である。

 

さて、このお店の名前、ラフターズカフェについて、説明しよう。

ラフターのラフは、英語のLaugh、笑うの意味だ。

笑う者、笑顔が集う場所になるようにとのオーナーの想いが込められた、なんとも素敵な命名ではないか。

 

ちなみに、このお店で提供するのは、ピザを中心としたメニューで、夜はお酒も出すとのこと。
今から、お店のオープンが待ち遠しい。

 

続く

 

 

ラフターズカフェ製作日誌(1)カフェ作り始まる、の巻

鈴鹿市内で、カフェ作りのお手伝いをしている。

その様子を少しづつお知らせしよう。

 

 

場所は、市街地にある某テナントビルの1階。14坪ほどある店内は、以前は居酒屋さんだったらしく、カウンターに、畳敷きの座敷席。

 

 

厨房は、設備機器も何もないが、ステンレスが張られ、棚などの什器、換気扇などが残されている。

 

このままでも使えなくはない感じだが、何しろ目指すのはおしゃれなカフェだけに、このままお店を開くのはあり得ない。

ではどういうお店にするのか、オーナーとの二人三脚での店づくりが始まった。

 

まずはオーナーとのイメージの共有からだ。
第一回目の打ち合わせでは、どんなお店にするのか、そこではどんなサービスが提供されるのか、をたくさん聞かせてもらった。

そして、そのお店をイメージ出来る写真を、ネットや雑誌などで、集めてもらう。

 

お店のコンセプト、店内のイメージなどは固まりつつあり、それを今度は実現可能な形で具体化していく作業に入る。

 

続く

 

小さく住む家⑫内装編

内装工事は、どんどん進む。

断熱材を入れたら、杉板を貼る。狭い面積だが、板を張るのは結構手間暇のかかる仕事だ。

お施主様たっての希望の丸い窓も、綺麗に収まった。

 

ここは、間仕切り壁なのだが、急遽予定を変更して、漆喰を塗ること。
この壁が白くなることで、部屋の印象が随分と変わる。

さらに、上部には換気用の開口部を、これまた急遽開ける。
ここを開けることにより、室内の空気が循環、夏は熱気が抜けることを狙っているのだ。

 

 

 

 

 

小さく住む家⑩玄関扉が付く

外回りのサッシが付き、そしてようやく玄関扉の番だ。

そう、お施主さんに以前磨いてもらったあの古建具である。

 

サイズを少し直し、ガラスはペアガラスに入れ替え。

 

真鍮メッキのドアノブを取り付ければ、まるでアンティークの扉のようだ。

 

 

さあ、戸締りができるようになったので、中の造作工事を進めよう。

 

 

 

12