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タグアーカイブ 三重の木の家

小さく住む家 Web内覧会(1)外観編

まず外観から見ていこう。

 

南面に深く突き出た軒により、多少大きく見えるが、6.25坪の極小住宅だ。

 

屋根は、シルバーカラーのガルバリウム波板。安価で施工しやすく、さらに波の部分が通気層になって一石二鳥である。

 

特徴ある外壁は、杉の赤身板を細かくうろこ状に貼ったシダーシェイク。

 

板は、3重重ねで雨の侵入を防ぐ。張り方によって色々表情を変えることができる。

この外壁、実は私自身が永年やりたかった事だ。この小さく住む家でついに実現できてとても嬉しい。
家づくりは、お客様の夢の実現であるが、それに私達も乗っからせてもらい、作り手として楽しませてもらっている。

工事中のシダーシェイク

 

 

そして正面、南のウッドデッキ。

深く突き出た軒により、雨の日でも快適である。もちろん、壁の間接照明でナイトシーンもバッチリだ。

さらにこの軒、部屋への日差しを夏は防ぎ、冬は目一杯取り込む。

 

ウッドデッキ両側の袖壁。

この湾曲した両袖壁は、屋根を支えるのはもちろん、夏は東日・西日を遮り、冬はウッドデッキへの北風の回り込みを防ぐ役割を担う。

 

ウッドデッキ面の外壁は、オリジナル土壁仕上げ。

土だけでは壁への接着力がないので、モルタルとボンドを併用。

 

 

玄関ポーチの屋根も大きめ。

 

玄関ドアもポーチも木製なので、これくらいは必要だ。

 

つゞく

 

 

 

伊賀の石場建ての家(3)まず土を寝かす

 

現場へ持って来た荒壁土にも、もちろん藁スサは入っているのだが、ここからさらにたくさんの藁スサを入れる。

そして水を足してよく混ぜる。

実際に中へ入り、足でよくこねる。

 

 

藁スサが片寄らないように気をつけながら混ぜる。

ちょうど現場を訪れたお施主様も飛び入り参加。

遊んでいるわけではないのだが、泥遊びみたいで結構楽しい。

 

 

このようにしてよく練った土は、池のようにたっぷり水を入れて、乾かないようシートをかけておく。

(水を枯らさず管理できるのであれば、シートなど使わずに自然の池のように作るのが良い)

そうして数ヶ月間〜、時間があるなら1年でも2年でも寝かす。

そうすることで、とってもいい状態の土になるのだ。

 

つゞく

伊賀の石場建ての家(1)自然との共生を意識して

伊賀で始まった、石場建ての家の新築。

建て前をしたのは、4月のあたまだ。

 

 

この現場のことを少しずつご紹介していこう。

 

まず、この家を設計施工するのは、sigezo率いる我々、チーム古民家のメンバーである。

チーム古民家については、こちらを参照あれ↓

 

まず、設計するのは、sigezoこと、中村茂史一級建築士事務所の中村氏

ホームページを見ると分かるが、彼が推し進めるのは、一貫して、杉で作るシンプルな木の家である。

彼の設計のスタイルは決まっていて、決してぶれることはない。

奇をてらわず、華美にならず、無理をせず、しかし大胆ではある。

 

その徳島杉の厚板を使ったシンプルで大胆な木組みは、非常に特徴的である。

お施主様は、sigezo氏のぶれない考えと設計に惚れ込み、依頼されたのであろうと思う。

 

そして、今回、大工棟梁を任せたのは、丹建築の丹羽君。

彼は、友人大工のikeちゃんの弟子であったが、独立し、なんとアメリカで、お寺のお堂を立てるというプロジェクトに参加していた。そしてそのアメリカから戻ったタイミングで、今回の新築プロジェクトに参加することになった。

 

 

そして、左官工事はを担当するのは、いつもニコニコ笑顔、しかしその秘めたる想いは誰よりも熱いK山左官。

 

そして私はというと、全体の工事の統括を行う役目である。

 

そしてもう一人、このプロジェクトに欠かせない主要なメンバーがいる。

いとか工務店 ユーキ君

彼は実は、以前木神楽で施工させていただいた、『松阪の石場建ての家』のお施主様だ。

 

土木の会社に長らく勤めていたユーキ君は、現代土木に反旗を翻し、昔ながらの土木、自然と共生する土木を目指し独立した。

その彼によって、今回の家の基礎である石場建ては、実現される事となったのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

海が見える山の家リフォーム(9)ロフトを作るの巻

この家では、ロフトを取り付けるのも重要なミッションの一つである。

 

ロフト、屋根裏部屋。

それは、本来の部屋ではなく、通常は隠される天井裏スペースを利用して作られる。

そこは、基本的に勾配天井であり、狭い。

 

しかしながら、そこは非日常的空間で、狭いながらも隠れ家的であり、秘密基地っぽくもあり、大人も子供もワクワクするスペースになる。

もちろんわたくしの自宅にも、広大なロフトスペースが作ってある。

今まで木神楽で建ててきた家のほぼ全てにも、ロフトスペースは取ってある。

 

リフォームで、ロフト付き部屋を施工した例

新築でもロフト付き

 

 

〝タイニーハウス小さく住む家〟にも、もちろんロフトはある。

 

そして、もちろんこの〝海が見える山の家〟のお施主様ご家族にとっても、ロフトスペースは夢の空間であり、今回何としても作らなければならないものだ。

しかし、そこには難関が待ち受けていた。

 

 

丸太の梁が邪魔をする

 

邪魔なんて言ってはいけない、構造的にはとっても重要な梁だ。

 

ロフトを取り付けるのは、吹き抜けにした元和室の部屋。

そこには瓦屋根を支えるべく太い松丸太が何本も入っていて、通常ならロフト空間は取れない。

 

しかしお施主様の夢を叶えるべく、我々木神楽スタッフは考えに考えた。

 

 

ロフトの高さは、高すぎても下からのアクセスが良くないし、低すぎると下の部屋を圧迫する。

 

そこら辺りを考えて、高さを設定する。ここでは、前の和室のちょうど天井あたりの高さに、ロフトの床を設定した。

 

 

ただこれだと、床のすぐ上を丸太梁が横切り、いまいち使い勝手はよくない。

そこで、さらに奥に一段上げて、ロフトを増設した。

 

奥の段は、ちょうど腰を掛けられる高さ。

丸太の梁の上に床を上げたので、あまり邪魔にならない。

こうして、少々変則的ではあるが、夢のロフトスペースが出来上がったのだ。

 

 

 

つづく