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海が見える山の家リフォーム(4)和室を解体する

さて、ここでは昨年末から始まった『海の見える家リフォーム』の概要を説明しよう。

場所は、津市のとある山間部。
タイトルの通り、南斜面のこの集落からは、遠くに市街と海が一望できる、眺めの良いところだ。

 

この御宅は、築40年余りの、古民家と呼ぶには比較的新しい、土壁・瓦屋根の家。
以前に大規模リフォームされており、程度の良い住宅である。

 

 

それを、今回新しくご入居されるご家族に合わせて、リフォームすることとなったのだ。

 

リフォームの主な箇所は、水周りの改修、薪ストーブの設置、そして和室の改装の3点である。

水周りについては、お風呂はユニットバスであるが、キッチンと洗面台はもっかぐらオリジナルで作らせていただくことになっている。

薪ストーブは、前に書いた通り。

そして今は、最大のリフォーム箇所であり、最大の難関でもある和室の改装に取り掛かっているところである。

 

こちらは改装前。
え?リフォーム後じゃないの?って思うくらい、とっても綺麗な状態である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして解体後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天井を剥ぎ、畳もめくり、小壁は抜いて、すっからかんになった部屋。

ここは、和室では無く、全く新しい部屋として作り変えるのだ。
どうなるのかは、今後のお楽しみである。

ラフターズカフェ制作日誌(10)Web内覧会その1

さて、厨房機器も搬入され、2月あたまにお店はオープンすることになる。

さあ、ここでは完成した店内をご案内。

まずは、お店の外観。

ここはビルのテナント、スペースは限られている。そこを生かすべくデザインは慎重に。

オーナーの希望イメージを睨みながら、なるべくシンプルに、そして外から中が見通せる窓と扉の配置にする。

外壁は、モルタルにペンキを塗装。格安でできる工法である。

大きめのfix窓は、割れないように厚さ8mmものガラス。

入り口扉は、解体前のここに付いていた引き戸を再利用。

板を張り替えたり、寸法を変えたり、色を塗ったりと手を掛けたら、見違えるようにいい雰囲気になった。

お店のロゴは、デザイン業を営むオーナー様(兄)制作。

この看板も、余った材料でオーナーが自作する。

入り口扉の取っ手は、鳥羽の現場でも使ったサルスベリの枝を利用。

そして、その扉を開けると、まず目に飛び込んで来るカウンター。

このカウンターも、こういう雰囲気でこういうデザインにしたい、というオーナーの強い希望があって形にしたものだ。

天板は、ガルバリウムの無塗装板、腰板はチップボード。高価な材料ではないが、センス良くまとまったと思う。

こちらのロゴとそれを照らす照明はオーナー制作。

このカウンターも、実は前のお店の棚を再利用したものだ。

前のお店に付いていた吊り戸棚を外し、それを適当な大きさにカット、そこにチップボードと天板を張って製作したのだ。

つづく

ラフターズカフェ制作日誌(9)オーナーDIY編

ここの現場でも、オーナーご兄弟には頑張ってセルフビルドをやっていただいた。

全面的にお任せした塗装を始め、解体から設備・左官工事など、ほぼずっと一緒になって工事を進めた。

 

解体も予想以上に大変だったと思う。お二人が手に負えないところは、我々が担当した。

 

解体材や廃材の一時仮置場と化した、オーナー様ご自宅車庫。

 

 

手先が器用なお二人は、漆喰塗りも上手だった。

 

外部のモルタル塗りも、寒い中お尻を出しながら頑張るオーナー(兄)様。

 

内外部の塗装は、木部・モルタル部分ともに、私たちが現場を離れている日曜や深夜に進めてもらった。

 

IKEAで買って来た椅子を組み立て・塗装するオーナー(兄)様。

 

 

音響関係のお仕事をされていたオーナー(弟)様により、スピーカーやTV・PC配線はなされた。

 

そうして、解体からおよそ2ヶ月かけて、開店にこぎつけた。

次回は、完成写真を紹介しながら、この店のご紹介をしよう。

 

 

 

四日市の町家再生④ 設計の巻

今日は、現在進行中の四日市の現場の話。

どこの現場でも同じだが、まずは設計。
リフォームの場合、特に古民家再生は現場を詳しく調査する必要がある。長い年月を経ているので、老朽化、腐食、屋根、そして地震に対する耐力などを勘案し、再生計画を練る。

 

改修前ダイニングキッチン。

地震に対しての耐力計算だが、伝統構法の場合、限界耐力計算法というのを用いる。
かなり専門的なので、ここはsigezoの出番だ。
sigezoは、ヨットから伝統構法の家まで設計するスーパー設計士である。

 

さて、建築には当然予算がある。その予算内でどこまで出来るか、そしてどこまで直せるかが勝負どころだ。
改修工事というのは、新築に比べて遥かに手間暇が掛かるものである。
さて、その設計については、sigezo、お施主様含めて、随分と時間を掛けて検討した。

 

今回は施主様がデザイン関係なので心強い。

ここで、ちょっとお施主様のお仕事について詳しく述べておこう。
奥様がインテリアデザイン、旦那様がグラフィックデザイン関係である。
奥様は、建築関係ということで、現場のことを良く分かってらっしゃるので、打ち合わせの段階から、随分と助けていただいた。
旦那さんは、デザイナーらしく、ものすごく細部までこだわりがあり、ちょっと大変だが見習う点が多い。
とにかくそういうお施主様ご夫婦なので、内部の間取りから照明、家具の配置、コンセントの位置に至るまで、素晴らしく完成された図面を、ご自分達で作られるのだ。

こんなプロなお施主さまは未だかつていなかっただろう。

 

ちょろっとその完成された図面をご紹介。
これは電気図面。 恥ずかしながら、こんなに分かり易い図面は初めてかも。

 

この家での設計のポイントは、老朽化した水周りと耐震の改修だ。
他の箇所はなるべく触らず、キッチンや風呂、トイレを使いやすく作り直すことになった。

耐震については、計算して耐力の足らない箇所に壁を増やす。奥行き方向は耐力になる壁が多いので、大丈夫だが、間口方向は壁が少ないので、既存壁を補強し、さらに追加で耐力壁も設ける。
耐力壁は、ここでは構造合板を利用する。

さあ、仕様が決まれば、いよいよ工事に取り掛かるのだ!

 

 

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