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タグアーカイブ えつり掻き

小さなカフェの作り方その6

まだまだ続く土壁塗り

注)これは2018年12月の話です

土壁塗りは、まだ終わったわけではない。前回は外部を塗っただけで、次は内部の壁を作る。

外の荒壁が乾いた時期を見計らって、内部のえつりに入る。

内部も外と同じように、竹を打って編んでいく。しかし竹という素材は何とも素晴らしい。自由自在にしなり、曲がってくれる。固くて強度もある。さらに毎年生えてくるので、無くなる心配は無い。竹という植物は資源が枯渇した遠い未来では(案外近い未来かもしれないが)、人類が使う主要な素材として、重宝されているに違いない。

そして出来上がったこの見事な竹小舞。

入り口上は、放射状に竹を打つ
竹にわら縄を巻いてあるのは、土が付きやすくするため。
どう納めるか悩んだ手洗い部分
何とも美しい竹小舞壁。

さあ、ここにまた荒壁を塗るのだ。

つゞく

松阪の土壁の家 Part6 えつりを掻く

そして、えつり掻きが始まった。えつりとは竹小舞のことである。
古い日本家屋で、崩れた壁の中から露出していたりする、アレだ。


竹は、外に置いておくと、直ぐに虫に食われたりしてボロボロになるが、乾燥した土の中に入って外気と遮断されていると、100年でも200年でも持つ。

 

さあ、ここからは、ささっと説明してしていく。

これは準備した材料。小山さんが前年の秋、新月前後に切り出した真竹。
ちまたによく生えている孟素竹は、タケノコを取るにはいいが、肉厚過ぎて、えつりには向かない。

そして小舞を掻き始めるクマさんこと小山左官。

 

夜もご飯食べたら寝るまでえつり掻き。もちろん現場泊まり。多分、夢の中でもえつり掻きしてたと思う。

途中、うちの大工連中や応援の左官屋さん、施主さんが手伝ったりしたが、ほぼ小山さん一人でやり抜く。

その出来上がった竹小舞があまりに美しい!これはちゃんと写真に撮って残さなければ。
ということで、加納カメラマンを呼んで、撮ってもらう。
加納さんは、建築写真専門のカメラマンである。彼に撮らせると、現実に建っているものより遥かにいい建築に見えるから不思議だ。

しかし、この家、いや、木神楽の建てる家は、写真に負けることなく現実も素晴らしい出来栄えであることは間違いない。

 

ライトアップすると、竹小舞ってとても美しい。もうこのままにしておきたいくらい。

その他の写真はこちらから

 

加納カメラマンも入れて、皆で記念撮影。

さあ、次はいよいよ、この竹小舞に土を付ける。
そして、遠く静岡から、あの男がやってくることになる。

 

つづく

 

 

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