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ラフターズカフェ制作日誌(12)Web内覧会その3

トイレ内の手洗いに、古いミシンの脚を使用。

木のカウンターに、洗面ボウルを載せ、ミシン台を取り付ける。
足踏み式のギミックがまだ生きていて、踏むと横の輪っかが勢いよく廻り、ちょっと楽しい。

 

これは、使うことは無さそうだが、営業申請上必要な手洗い。
IKEAの木製サラダボウルに穴を開けて制作。

 

 

こちらは厨房。
換気扇は、以前のものをそのまま利用。その他の厨房機器は、オーナー様が買い揃え。

かなり汚れていたステンレスも、オーナー様渾身の磨きにより、ピッカピカになる。

 

照明について

ほとんとがダクトレールにスポットライトを取り付ける方式。
これは後から色々追加したり、向きを変えたりできるので、店舗には特にオススメ。

 

その他店内写真はこちらを

ラフターズカフェ ギャラリー

 

さて、店内の紹介はこれぐらいにしよう。

ここでは、ピザ・パスタを中心とした軽食メニューを展開。
店内にはコンセント完備のカウンターや、wifiも整備されていて、プリンターも置いてある。

深夜まで開いているので、コーヒーや軽食をお供に、ゆっくり過ごすことができる。

しかし何より、店主のご兄弟二人の、ゆるくて明るくフレンドリーな人柄が、一番の売りかも。

 

店舗情報はこちら↓

ラフターズ・カフェ

 

 

 

ラフターズカフェ制作日誌(11)Web内覧会その2 

店内は、漆喰塗りの壁、羽目板など無垢材をメインのところに使用して、ナチュラル感を出した。

っていうか、ナチュラルも何も、いつもの仕様である。

他のところも全て無垢材で仕上げるのが理想だが、使いやすさ(掃除のしやすさ)、メンテナンス性、コストなどを勘案し、無垢材と取り混ぜて、クロスやクッションフロアーを使っている。

 

 

オーナー様と何度も打ち合わせし、悩みに悩んで寸法を決めたカウンター席。
カウンター材には、赤松の集成板を利用。
シンプルなハイチェアは、IKEA。

 

 

一番奥にある大きなモニターが取り付く壁面には、何種類かの塗装をした杉の小割板をランダムに貼った。

 

 

ここも悩みに悩んで制作した、収納付きベンチ。
結構な収納スペースが出来た。

 

 

続く

ラフターズカフェ制作日誌(10)Web内覧会その1

さて、厨房機器も搬入され、2月あたまにお店はオープンすることになる。

さあ、ここでは完成した店内をご案内。

まずは、お店の外観。

ここはビルのテナント、スペースは限られている。そこを生かすべくデザインは慎重に。

オーナーの希望イメージを睨みながら、なるべくシンプルに、そして外から中が見通せる窓と扉の配置にする。

外壁は、モルタルにペンキを塗装。格安でできる工法である。

大きめのfix窓は、割れないように厚さ8mmものガラス。

入り口扉は、解体前のここに付いていた引き戸を再利用。

板を張り替えたり、寸法を変えたり、色を塗ったりと手を掛けたら、見違えるようにいい雰囲気になった。

お店のロゴは、デザイン業を営むオーナー様(兄)制作。

この看板も、余った材料でオーナーが自作する。

入り口扉の取っ手は、鳥羽の現場でも使ったサルスベリの枝を利用。

そして、その扉を開けると、まず目に飛び込んで来るカウンター。

このカウンターも、こういう雰囲気でこういうデザインにしたい、というオーナーの強い希望があって形にしたものだ。

天板は、ガルバリウムの無塗装板、腰板はチップボード。高価な材料ではないが、センス良くまとまったと思う。

こちらのロゴとそれを照らす照明はオーナー制作。

このカウンターも、実は前のお店の棚を再利用したものだ。

前のお店に付いていた吊り戸棚を外し、それを適当な大きさにカット、そこにチップボードと天板を張って製作したのだ。

つづく

ラフターズカフェ制作日誌(9)オーナーDIY編

ここの現場でも、オーナーご兄弟には頑張ってセルフビルドをやっていただいた。

全面的にお任せした塗装を始め、解体から設備・左官工事など、ほぼずっと一緒になって工事を進めた。

 

解体も予想以上に大変だったと思う。お二人が手に負えないところは、我々が担当した。

 

解体材や廃材の一時仮置場と化した、オーナー様ご自宅車庫。

 

 

手先が器用なお二人は、漆喰塗りも上手だった。

 

外部のモルタル塗りも、寒い中お尻を出しながら頑張るオーナー(兄)様。

 

内外部の塗装は、木部・モルタル部分ともに、私たちが現場を離れている日曜や深夜に進めてもらった。

 

IKEAで買って来た椅子を組み立て・塗装するオーナー(兄)様。

 

 

音響関係のお仕事をされていたオーナー(弟)様により、スピーカーやTV・PC配線はなされた。

 

そうして、解体からおよそ2ヶ月かけて、開店にこぎつけた。

次回は、完成写真を紹介しながら、この店のご紹介をしよう。

 

 

 

ラフターズカフェ制作日誌(8)IKEA探訪

1月のとある寒い日。

オーナーがお店の家具をIKEAに買いに行くというので、IKEAがどういうところか興味のあった我々は、同行することにした。

スノーボーダー坂下の軽バンを片付け、オーナー(兄)と私が乗り込み、3人で出発だ。

 

 

やって来たIKEAは、愛知県長久手市。

結構遠い。ちょっと行こうかという距離ではない。

 

我々がやって来たのは、平日・しかも雪が舞い散る寒い日だったので、お客は少なめ、らしいが、それでも多くの人が訪れている。

ここは、入り口から見やすいように順路が決められている。主に家具を中心に、生活周りのものが展示販売されていた。

 

家具は全て実際に使うシチュエーションに沿って配置されており、イメージしやすい。

 

ちょっとシックなオフィス家具コーナーで、くつろぐ二人。

木神楽の事務所もこんな感じにしてみようか?

 

私がここで見たかったものを見つける。それは水周りの部材である。

キッチンや洗面台は、それぞれ部材を選び、自分でセルフビルドで組み立てるようになっている。
そのための専用ドライバーや型板も販売してあった。

 

これらは主に洗面台の部材だが、モノは悪くなさそうなので、今後使えるのではないだろうか。

 

他にLEDの照明コーナーも充実していた。シンプルなデザインで、どれもリーズナブルな価格だ。

 

来た時はさっと見てさっと帰ろうと話していたのに、結局隅から隅まで見て、数時間を費やすことになる。

最終的に、ここでオーナー様が買ったのは、店舗の椅子であった。

格安だが、無塗装・組み立てが必要な製品だ。

そうして、IKEA長久手ツアーは終了した。さあ明日から残りの作業をラストスパートで片付けねば。

 

海の見える家リフォーム(3)揺らめく炎を眺める

 

さて、薪ストーブを設置する場所であるが、重さ200キロもあるので、当然ながら床の補強が必要である。

 

床下は狭くて入れないので、床板を切り欠き、下地を補強。

真ん中に空いている穴は、給気口だ。

薪ストーブというのは当然ながら、酸素を取り入れ薪を燃焼するのであるから、たくさんの空気がストーブの中に吸い込まれ、煙突から排出されることになるので、これは、その為の空気の取り入れ口となる。

これを取り付けることによって、薪ストーブによる隙間風を防ぐというのがstove & cafe OZAKI O崎氏の理論だ。

 

次はこの上に炉台が設置される。

炉台はシンプルで段差の少ない3mm厚の鉄板を使用。

近所の鉄工所でサイズに切ってもらい、それを塗装。ここでは薪置き場も兼ねて、かなり大きめに作る。

そして塗装は、お施主様施工だ。耐熱塗料をスプレーしていただくと、どこかで高く売っているような立派な炉台が出来上がる。

 

 

 

そこへストーブを置く。

 

取り外したストーブの部品を組み立て、上から下ろして来た煙突と繋げば完成だ。

 

 

O崎氏が持って来た薪をくべ、試運転がなされるAGNI-CC。

 

大きなのぞき窓から、ゆっくりとオーロラのように揺らめく炎を眺めるひととき。

まさに薪ストーブの楽しみの真骨頂だ。

 

 

まだ工事中にも関わらず、さっそく家族団欒を始めるお施主様ご家族。

 

火って本当に素晴らしい。

人類がその昔初めて火を使い始めた、その時の喜びが何となく分かる気がする。

 

 

 

海の見える家リフォーム(2)チムニー設置完了

チムニー設置の続き

 

 

大工が作った四角いチムニーの周りに、ガルバリウム板金が貼られ、その上に煙突が取り付けられた。

 

 

 

簡単に書いているが、このチムニーと瓦の雨仕舞いは難しい。

板金を2重に入れ、万が一の雨漏りにも備えて作ってあるが、古くなって瓦がズレてきた時などは注意が必要である。

 

 

 

そしてチムニーが出来たところで、いよいよストーブの設置だ。

ストーブ設置は、近くの薪ストーブ取扱店stove & cafe OZAKI に依頼。

取り付けるストーブは、最近ここの店主O崎氏一押しのAGNI-CC。

AGNI-CC

 

これは、岐阜の鋳物メーカーで作られている高性能な国産薪ストーブである。

 

 

このストーブは、鋳物の質の良さもさることながら、このようにバラバラに分解でき、運搬やメンテナンス性に大変優れているのだ。

 

つづく

ラフターズカフェ製作日誌(7)お正月に漆喰を塗るのだ

内壁下地が出来上がった年末、ヒゲの左官K山氏がやってきた。

皆が休んでいる年末年始、正月休みもせずに左官工事に入るのだ。

そう、彼は現場を円滑に進める為なら、正月だろうと例え夜中になろうとも、家に帰らず仕事をする。
決して威張らず欲張らず、予算が足りなければ僕の分を使ってくれと差し出し、西に困った人があれば助けに行き、東に病気の人があれば行って励ます、そんな宮沢賢治のような左官職人である。

今回は、冬休みに入っている高校生の息子も連れてきて、親子で漆喰塗りである。

なかなか手つきの良い彼は、果たして左官屋になるのだろうか。
お父さんは結構期待しているようではある。

 

さて、もちろんいつもの調子で、オーナーや我々も参加する。

 

この壁面は、プロジェクターで映像を写したいとのオーナーの希望により、なるべく平らにするべく、皆でコテで押さえる。

オーナーであるご兄弟二人も中々器用である。

 

そして、ご覧のように、綺麗な漆喰壁が出来上がった。

ちなみに、この漆喰壁は、石膏ボードに薄塗りで仕上げてあるので、工期は短く済む。
ただし、厚みが薄いので、強度はあまり無く、ボードの継ぎ目でひび割れなどが起こりやすいが、私としてはあまり細かいことにこだわらず、漆喰の質感を楽しんで欲しいと思う。なおひび割れた漆喰は補修可能だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

海の見える家リフォーム(1)チムニーを取り付けろ

 

家を持つものなら一度は憧れる薪ストーブ。

うちへ来られるお客様も高い確率で、薪ストーブの設置を望まれる。

 

しかし、決して誰もが取り付けられる訳ではない。

何しろ薪ストーブは、燃料の薪がたくさん要るのだ。
いいストーブは二次燃焼が主流で、たいへん燃費が良いらしいのだが、それでもひと冬越すには、大量の薪を用意せねばなるまい。
それが出来る見込みがあって、初めて薪ストーブオーナーへの道が開かれる。

 

そして、次の関門として高効率の薪ストーブはそれなりに値段が高い。
煙突工事まで入れると大体100万前後になってくる。
そこまで掛けてでも欲しいと言う人のみが、薪ストーブユーザーになれるのだ。

 

 

(追記)

そうそう、安価なストーブもあった。
木神楽の事務所で使っているストーブは、本体価格7500円だ。

 新保製作所

これは薄い鉄板で出来ていて、軽くて設置も簡単。
ただし寿命は2〜3年、燃費が悪いので薪がたくさん必要、火の微調節がしにくいなど性能は劣るが、これでよければ安価で設置は可能である。

 

 

 


 

先日から始まった古民家改装工事。

ここのお客様も当然ながら、薪ストーブを望まれた。

幸いお客様には、薪を準備していく覚悟と心構えがしっかりと備わっていた。
何よりも長年の夢であったというのだから、これは取り付けるしかないだろう。

 

 

そして、この海の見える家リフォームは、薪ストーブの設置から始まることになる。

 

海が見えるというから海岸近くにあるのかといえば、そうではない。

ここは標高200mを越す山の中腹なのだ。しかし目の前に遮る山などが無く、眺めが素晴らしい。

遠くに津の町を見下ろし、その向こうに伊勢湾、そして知多半島までが見える。

 

さて、ストーブを設置するのは、なるべく家の中心近くが良い。
ストーブから放射線状に広がる熱を無駄なく活かせる為だ。

 

この海の見える家では、このリビングダイニングの一角に設置する。
もちろん家の中心に近いところだ。

そしてまずは、煙突を通すためのチムニーを作る。
チムニーとは、屋根の上に突き出た煙突部分。いわゆるサンタさんが入るような煙突をイメージしてもらえると良い。

その1
屋根の瓦をめくり、天井に穴を開ける。

 

 

瓦をめくって、しばし悩む坂下氏。

実際、屋根に穴を開けるのは簡単だが、問題は雨が入らないようにすることだ。
そのための納まりは簡単でない。特に瓦屋根の場合、不可能ではないが難しい。

 

 

 

その2

四角いチムニーを作り、それを屋根の上に設置する。

チムニーは内部を防火・耐熱のために耐火ボードを12mm厚で貼る。

 

そして屋根の上に設置されたチムニー。

写真は、雨が入らないように、ブルーシートで養生中。

この後、板金屋さんと瓦屋さんが、悩みながら雨仕舞いをすることになる。

 

 

続く