• Mobile 090-3385-2706
  • wood@mokkagura.com

月別アーカイブ12月 2017

ラフターズカフェ制作日誌(5)店の顔を作る

着々と造作工事が進む、ラフターズカフェ。

まずは、取り壊してしまったお店の入り口を作る。

 

外観のデザインは、FIX窓一枚と、開き戸だけのシンプルなもの。
窓ガラスは、大きいので、8mm厚のガラスを入れる。

 

外壁は、ヒゲの左官ことK山氏によってモルタルが塗られる。

仕上げは、漆喰になるか、何か塗装をするのかは、この時点では未確定だ。

 

扉は、以前の入り口を再利用。

引き戸2枚を、両開きドアに変える。

このままでは使えないので、工房へ持ち帰り加工する。
2枚の大きさを揃え、高さも少し足して、板も張り替え。

 

そして引き手にサルスベリの枝を取り付け、オーナーが色を塗ると、リユースとは思えないおしゃれな扉の出来上がり。

 

小さく住む家㉑大地を壁に 実地編

美杉から現場に戻った我々は、早速壁を塗る準備に取り掛かる。

 

今回塗る壁は、こちら、スモールハウスの正面壁。
数日前に、下地モルタルを施工済みだ。

 

現場で待機していた弟子の桝屋、スノーボーダー坂下と合流し、K山左官を含めた4人で壁塗りの準備を始める。

まずは、朔で拾ってきた陶器のカケラを、ハンマーでさらに細かく砕く。

 

それらを土に混ぜ込み、一緒に壁に塗り込むことによって、面白い壁になると考えたのだ。

もちろん、美杉町の朔由来の壁だという証でもある。

 

さていよいよ壁に付ける。

 

先ずは接着の役目を果たすモルタルを塗り、その上から、美杉で採取してきた土を塗りつけていく。

 

塗り方は、手でぐちゃっと。付けた土の大部分は、パラパラと下に落ち、唯一モルタル面に接着している土だけが残る。

そんな感じでどんどんと塗り進める。

そう広くない面積なので、半日ほどで終了。

 

 

 

そうして、塗りあがった壁がこれだ。

 

 

 

 

この状態は、まだ塗りたてなので、完全な仕上がりでない。

この後、日を置いて、乾いた壁面の余分な土を擦り落とす。

さらに接着力を高めるために、樹脂ボンドを吹き付けると、ようやく大地の壁の完成である。

 

続く

 

ラフターズカフェ製作日誌(4)笑顔が集うお店に

解体が終わって、いよいよ内装工事。

ここでの大工工事は、スノーボーダー坂下と、大工5年目桝屋のコンビを中心に進める。

今回の工事では、オーナーとともに器具付けや水道工事も自分達でやってしまうことにした。

ホームセンターで材料は揃うので、それを買って取り付ける。

車で1分程度のところにコメリがあるので、なんとも便利な現場である。

 

さて、このお店の名前、ラフターズカフェについて、説明しよう。

ラフターのラフは、英語のLaugh、笑うの意味だ。

笑う者、笑顔が集う場所になるようにとのオーナーの想いが込められた、なんとも素敵な命名ではないか。

 

ちなみに、このお店で提供するのは、ピザを中心としたメニューで、夜はお酒も出すとのこと。
今から、お店のオープンが待ち遠しい。

 

続く

 

 

ラフターズカフェ製作日誌(3)解体始まる

 

12月あたま、あらかた改装計画ができたところで、いよいよ解体工事に突入する。

もちろんオーナーも参加しての解体だ。

もったいないから、使えるものは取っておこうということで、利用出来そうなものは、壊さずに取っておく。

畳の座敷席は必要ないので取り壊し、垂れ壁・カウンターも解体廃棄、壁に取り付いていた棚などは使えそうなので、壊さないよう取り外し。

 

そして、そう広くない店内は、あっという間に廃材の山。

 

以前の入り口付近を残そうかどうか迷ったが、結局お店のイメージに合わず、ほとんど解体。

 

この店舗のオーナーは、若いご兄弟お二人だ。
彼らの店作りスタートを記念して、写真を撮る。

 

さあ、次の作業がんばろう。

つづく

 

 

ラフターズカフェ製作日誌(2)設計からセルフビルドについて

 

 

そう広くはない店内だが、設計は大切だ。
入り口から客席への動線、椅子やテーブルなどの什器の配置、厨房内のレイアウトなど、考えなければならないことはたくさんある。

 

オーナーのイメージは大体決まっているので、それを元に、具体的に配置計画を作っていく。

椅子の高さから、テーブルの大きさ、人が通れる幅など、一つ一つ寸法を出し、落とし込んでいく。これらの作業は大変だが、なかなか面白い作業だ。

ちなみに、ここでの店内レイアウトの設計期間は、およそ1ヶ月。
オーナーと約1週間ごとに打ち合わせ、その場で、図面を引きながらあーでもないこーでもないと、配置や外観、カウンター仕様を詰めていく作業をしていった。

 

 

そして大体の図面が決まってきたところで見積もり。

この工事でも、オーナーのセルフビルド部分があるので、その部分は見積もりから省く。
彼らにやってもらうのは、解体からゴミの片付け、塗装は当然のこと、AV配線、器具の仕入れ、その他各業者の手配など、結構盛りだくさんだ。

 

 

ここでセルフビルドについての注意点を少し。

 

セルフビルドで行う理由は、コストダウンが第一だと思うが、その作る工程を楽しむ、という面も非常に大きい。

しかしセルフで行うということは、その工事の責任を、当然ながら自分で背負わなければならない。

さらに当然ながら、プロレベルのクオリティが出せるわけでもない。

そしてわからないことばかりだろうから、何をするにしても大変だろうし、時間も掛かる。

私たちが一から十まで教えることは出来ないし、それを最初から期待するくらいなら、セルフビルドはやめたほうがいい。

 

しかし、それでもやりたいのだというなら、喜んで我々は協力するのだ。

 

 

つづく

ラフターズカフェ製作日誌(1)カフェ作り始まる、の巻

鈴鹿市内で、カフェ作りのお手伝いをしている。

その様子を少しづつお知らせしよう。

 

 

場所は、市街地にある某テナントビルの1階。14坪ほどある店内は、以前は居酒屋さんだったらしく、カウンターに、畳敷きの座敷席。

 

 

厨房は、設備機器も何もないが、ステンレスが張られ、棚などの什器、換気扇などが残されている。

 

このままでも使えなくはない感じだが、何しろ目指すのはおしゃれなカフェだけに、このままお店を開くのはあり得ない。

ではどういうお店にするのか、オーナーとの二人三脚での店づくりが始まった。

 

まずはオーナーとのイメージの共有からだ。
第一回目の打ち合わせでは、どんなお店にするのか、そこではどんなサービスが提供されるのか、をたくさん聞かせてもらった。

そして、そのお店をイメージ出来る写真を、ネットや雑誌などで、集めてもらう。

 

お店のコンセプト、店内のイメージなどは固まりつつあり、それを今度は実現可能な形で具体化していく作業に入る。

 

続く

 

小さく住む家⑳大地を壁に 美杉編

晩秋のとある日、我々は、紅葉色付く山を見ながら車を走らせていた。

向かったのは、津市美杉町の山の中にある一軒家。

色付く紅葉が大変美しい。

そして、この見覚えのある丸い池と、遠くに佇むヤギ。
そう、ここは以前、木神楽で施工させていただいた日本料理店『朔』だ。

 

施工したと言っても、ここのセンスあふれる庭や店の造作は、ほとんどオーナー夫妻のセルフビルドによるものだ。

 

 

さて、そんな朔に来て誰もが目を向けるのは、何と言ってもこの特徴ある増築部分だろう。

 

四角く突き出た部分は、もちろん木のフレームで作っているのだが、注目すべきはこの外装である。
左官仕上げなのだが、まるで大地と一体となったようなその仕上がり。もちろんオーナー夫妻の手作りである。

この壁に強く惹かれていた私は、是非とも『小さく住む家』で再現したいと考え、その作り方の秘訣を探りに来たのだ。

 

 

我々が訪れた日は、ちょうどお店が休みの日で、オーナーご夫妻にゆっくりお話を聞く事が出来た。
何とあの壁は、そこら辺の土をただ拾ってきて、塗りつけただけだという事である。

 

それを聞いた我々は、オーナーの許可を得て、そこら辺の土を戴くことに。

紅葉の落ち葉をかき分け、崩れて露出した山肌の土を少々分けていただく。
この辺りの土は、砂や小石混じりの山砂。
この色々混じった感じが、あの壁の雰囲気を醸し出しているのだろう。

 

 

そして、帰り掛けに何気に見た地面に、多数落ちている陶器のかけらを発見。

実は、ここの奥様は焼き物で彫刻などを作るアーティストでもある。
その製作時に捨てられたこれらのかけらを、拾い集める。

 

 

さあ、材料が揃った。
現場へ戻って、大地の壁を作ろうではないか。

 

つゞく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

町家スタジオ侶居 始動する

四日市の町家再生現場改め、町家スタジオ侶居。

その町家スタジオ侶居から、新たなお知らせが届いた。

待ちに待った、スタジオ侶居のウェブサイトが公開されたというものだ。

 

www.studiorokyo.com

 

シンプルでセンス良くまとまった、そして大切にしていることが伝わってくるサイトだ。

さらに、来年2月には、オープニング企画が開かれるということである。

スタジオ侶居オープニング企画
2018.2.2〜25  田代裕基作品展

 

田代氏のことは、今回初めて知ったのだが、動物などを、迫力ある木彫りで表現するアーティストである。

これは是非とも見に行かねばなるまい。

 

 

すまい給付金について

すまい給付金というものをご存知だろうか。

新築、もしくは中古住宅を取得した場合、給付金が受けられるというものだ。

 

 

実はこれは、消費税アップ時の救済措置として、平成26年に始まり、平成33年まで続く制度だ。

新築はもちろん、中古住宅の取得も対象となる。

もう建ててしまってからでも、1年3ヶ月以内なら、申請可能だ。

ただし、給付を受ける為には、いろいろ条件があるので、それを満たすことが必要である。

 

詳しくは、下記の国土交通省のサイトを参照されたい。