• Mobile 090-3385-2706
  • wood@mokkagura.com

海の見える家リフォーム

海の見える家リフォーム(6)床断熱編

続いて、床断熱について。

 

改装部分の床は、厚み30mmの杉板を張るのだが、その下地の隙間に断熱材を入れる。

 

 

床に入れるのも、天井に使ったのと同じ、押出法ポリスチレンフォーム。

下地の都合上、ここに入れたのは、厚みは25mm〜20mmだ。

 

 

 

つづく

 

 

海の見える家リフォーム(5)天井断熱材を入れるの巻

さて、海の見える家は、いよいよメインの改装場所、和室周りの造作に入る。

二間あった和室の部分を、構造は残しつつ、ガラッと間取りを変えてしまうのだ。

 

 

まずは、天井部分を施工する。

 

 

 

ここは、屋根の勾配を生かした吹き抜け天井になる。

屋根面に沿って天井下地を作り、そこに断熱材を入れていく。

吹き抜けになるので、とっても天井が高くなり、開放感が生まれるが、それだけ気積(部屋の床面積×高さ)も大きくなるので、断熱をしっかりしとかないと、寒い部屋となる。

 

 

 

ちなみに、この家は標高200mほどのところに建っていて、冬はそれなりに寒い。

当然ながら、断熱改修も今回の工事の重要事項でもある。

土壁は付いているが、天井や床には断熱材は入っていないのだ。

 

天井面に入れ終わった断熱材。

ここで使用したのは、高性能グラスウールと言われるものだ。

旭ファイバーグラス アクリアマット10k 100mm厚

 

 

そして、ここでは写真はないが、他の改装する部屋の天井面には、押出法ポリスチレンフォームを施工。

ダウ化工 スタイロフォーム1種 30mm厚

 

これらは、石油を利用した化学製品であるが、コストと断熱効率を考えて選択している。

劣化を遅らし、性能を発揮させ、長く持つ家にすることを念頭に置きながら、丁寧に施工することを心掛けている。

 

つづく

 

 

海の見える家リフォーム(4)和室を解体する

さて、ここでは昨年末から始まった『海の見える家リフォーム』の概要を説明しよう。

場所は、津市のとある山間部。
タイトルの通り、南斜面のこの集落からは、遠くに市街と海が一望できる、眺めの良いところだ。

 

この御宅は、築40年余りの、古民家と呼ぶには比較的新しい、土壁・瓦屋根の家。
以前に大規模リフォームされており、程度の良い住宅である。

 

 

それを、今回新しくご入居されるご家族に合わせて、リフォームすることとなったのだ。

 

リフォームの主な箇所は、水周りの改修、薪ストーブの設置、そして和室の改装の3点である。

水周りについては、お風呂はユニットバスであるが、キッチンと洗面台はもっかぐらオリジナルで作らせていただくことになっている。

薪ストーブは、前に書いた通り。

そして今は、最大のリフォーム箇所であり、最大の難関でもある和室の改装に取り掛かっているところである。

 

こちらは改装前。
え?リフォーム後じゃないの?って思うくらい、とっても綺麗な状態である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして解体後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

天井を剥ぎ、畳もめくり、小壁は抜いて、すっからかんになった部屋。

ここは、和室では無く、全く新しい部屋として作り変えるのだ。
どうなるのかは、今後のお楽しみである。

海の見える家リフォーム(3)揺らめく炎を眺める

 

さて、薪ストーブを設置する場所であるが、重さ200キロもあるので、当然ながら床の補強が必要である。

 

床下は狭くて入れないので、床板を切り欠き、下地を補強。

真ん中に空いている穴は、給気口だ。

薪ストーブというのは当然ながら、酸素を取り入れ薪を燃焼するのであるから、たくさんの空気がストーブの中に吸い込まれ、煙突から排出されることになるので、これは、その為の空気の取り入れ口となる。

これを取り付けることによって、薪ストーブによる隙間風を防ぐというのがstove & cafe OZAKI O崎氏の理論だ。

 

次はこの上に炉台が設置される。

炉台はシンプルで段差の少ない3mm厚の鉄板を使用。

近所の鉄工所でサイズに切ってもらい、それを塗装。ここでは薪置き場も兼ねて、かなり大きめに作る。

そして塗装は、お施主様施工だ。耐熱塗料をスプレーしていただくと、どこかで高く売っているような立派な炉台が出来上がる。

 

 

 

そこへストーブを置く。

 

取り外したストーブの部品を組み立て、上から下ろして来た煙突と繋げば完成だ。

 

 

O崎氏が持って来た薪をくべ、試運転がなされるAGNI-CC。

 

大きなのぞき窓から、ゆっくりとオーロラのように揺らめく炎を眺めるひととき。

まさに薪ストーブの楽しみの真骨頂だ。

 

 

まだ工事中にも関わらず、さっそく家族団欒を始めるお施主様ご家族。

 

火って本当に素晴らしい。

人類がその昔初めて火を使い始めた、その時の喜びが何となく分かる気がする。

 

 

 

海の見える家リフォーム(2)チムニー設置完了

チムニー設置の続き

 

 

大工が作った四角いチムニーの周りに、ガルバリウム板金が貼られ、その上に煙突が取り付けられた。

 

 

 

簡単に書いているが、このチムニーと瓦の雨仕舞いは難しい。

板金を2重に入れ、万が一の雨漏りにも備えて作ってあるが、古くなって瓦がズレてきた時などは注意が必要である。

 

 

 

そしてチムニーが出来たところで、いよいよストーブの設置だ。

ストーブ設置は、近くの薪ストーブ取扱店stove & cafe OZAKI に依頼。

取り付けるストーブは、最近ここの店主O崎氏一押しのAGNI-CC。

AGNI-CC

 

これは、岐阜の鋳物メーカーで作られている高性能な国産薪ストーブである。

 

 

このストーブは、鋳物の質の良さもさることながら、このようにバラバラに分解でき、運搬やメンテナンス性に大変優れているのだ。

 

つづく

海の見える家リフォーム(1)チムニーを取り付けろ

 

家を持つものなら一度は憧れる薪ストーブ。

うちへ来られるお客様も高い確率で、薪ストーブの設置を望まれる。

 

しかし、決して誰もが取り付けられる訳ではない。

何しろ薪ストーブは、燃料の薪がたくさん要るのだ。
いいストーブは二次燃焼が主流で、たいへん燃費が良いらしいのだが、それでもひと冬越すには、大量の薪を用意せねばなるまい。
それが出来る見込みがあって、初めて薪ストーブオーナーへの道が開かれる。

 

そして、次の関門として高効率の薪ストーブはそれなりに値段が高い。
煙突工事まで入れると大体100万前後になってくる。
そこまで掛けてでも欲しいと言う人のみが、薪ストーブユーザーになれるのだ。

 

 

(追記)

そうそう、安価なストーブもあった。
木神楽の事務所で使っているストーブは、本体価格7500円だ。

 新保製作所

これは薄い鉄板で出来ていて、軽くて設置も簡単。
ただし寿命は2〜3年、燃費が悪いので薪がたくさん必要、火の微調節がしにくいなど性能は劣るが、これでよければ安価で設置は可能である。

 

 

 


 

先日から始まった古民家改装工事。

ここのお客様も当然ながら、薪ストーブを望まれた。

幸いお客様には、薪を準備していく覚悟と心構えがしっかりと備わっていた。
何よりも長年の夢であったというのだから、これは取り付けるしかないだろう。

 

 

そして、この海の見える家リフォームは、薪ストーブの設置から始まることになる。

 

海が見えるというから海岸近くにあるのかといえば、そうではない。

ここは標高200mを越す山の中腹なのだ。しかし目の前に遮る山などが無く、眺めが素晴らしい。

遠くに津の町を見下ろし、その向こうに伊勢湾、そして知多半島までが見える。

 

さて、ストーブを設置するのは、なるべく家の中心近くが良い。
ストーブから放射線状に広がる熱を無駄なく活かせる為だ。

 

この海の見える家では、このリビングダイニングの一角に設置する。
もちろん家の中心に近いところだ。

そしてまずは、煙突を通すためのチムニーを作る。
チムニーとは、屋根の上に突き出た煙突部分。いわゆるサンタさんが入るような煙突をイメージしてもらえると良い。

その1
屋根の瓦をめくり、天井に穴を開ける。

 

 

瓦をめくって、しばし悩む坂下氏。

実際、屋根に穴を開けるのは簡単だが、問題は雨が入らないようにすることだ。
そのための納まりは簡単でない。特に瓦屋根の場合、不可能ではないが難しい。

 

 

 

その2

四角いチムニーを作り、それを屋根の上に設置する。

チムニーは内部を防火・耐熱のために耐火ボードを12mm厚で貼る。

 

そして屋根の上に設置されたチムニー。

写真は、雨が入らないように、ブルーシートで養生中。

この後、板金屋さんと瓦屋さんが、悩みながら雨仕舞いをすることになる。

 

 

続く

 

 

1