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工房便り

明かり灯る

現在施工中のA様邸。
26日のお引き渡しに向けて急ピッチで最後の仕上げ中です。今日、電気が付きました。
現場見学をご希望の方はご案内致します。
高橋までご連絡下さい。→携帯090-3385-2706 メール

東日本大震災について

被害を受けられた皆様に心からお見舞い申し上げます。

このような大きな災害が日本で起こったことがいまだに信じられません。
地震があってから、自分たちも心休まる日がありません。
地震前の何事もなかった日々が、懐かしく感じられます。
そして、今更ながら、原発の恐ろしさに気が付きました。

東北の知人は無事なようですが、連絡はつきません。
まだ多くの行方不明者がおり、また被災した方たちの避難生活も大変そうです。
微力ですが、自分に出来ることは何か考え、力になりたいと思います。

引き渡し期日も迫り・・

現在施工中のA様邸。

足場も取れ、すっきりしました。

外壁は、ガルバリウム鋼板の角波張りと、一部板張りとしました。


前面の板張り部は、杉赤板の‘南京下見板張り’。
施工は手間が掛かりますが、仕上がりが陰影深くて好きなので、多用しています。

前面の2階部分は、木製のベランダを取り付ける予定です。

完成期日も間近にせまり、
現在は、内装の木工事の仕上げ段階です。

現場は連日、残業の毎日・・
大工職人のみなさん、いつも遅くまでご苦労様。

高橋建築工房が「木神楽」に変わりました

今年(2011年)は、自分自身が本厄です。

またこの2月で、父の跡を継ぎ工房を立ち上げてから13年目を迎えます。

この節目に、心機一転、これからの家作りに取り組みたいとの気持ちを込めて、
屋号を変えることにしました。

木神楽と書いて、‘もっかぐら’と読みます。

日々の暮らし、毎日の仕事を神様に感謝し、過ごしたいとの願い、
そして、自分たち大工の晴れ舞台である建て前を
お神楽を舞うことに例え、木を扱う自分たちの仕事と合わせ、名付けました。

あなにえし木の住まい、とは、

古代の言葉で、「ああなんと素晴らしい木の住まいよ」

という意味です。

自分が作っていて、木の家って本当に素晴らしいものだと感じます。

そんな気持ちをもっと多くの人と共有したい、

そして、素晴らしいといってもらえる仕事をしていきたいと、思います。

2011年2月

片流れ屋根の利点

現在施工中のA様邸。

2階部分は片流れ屋根となっています。

将来、太陽光発電を載せるかもしれない・・ということで、
南向きの屋根面積を広くするためにこうなりました。

今までは、雨仕舞が難しそうだし、
外観のバランスもうまくいかない気がして、片流れというのは、自分の設計ではやってこなかったのですが・・

今回やってみて、
「なかなかいい!」
と思うようになりました。

まず、何よりロフトスペースが広く取れることです。
まとまった収納スペースが出来て、けっこう重宝すると思います。

もう一つは、下の部屋からロフトの窓に向けて、風の流れが作り易いこと。

2階はどうしても個室ばかりになってしまい、
空気の流れが悪くなり熱気がこもり易いものです。

そんな時、熱気が抜けるよう、ロフトの一番高い位置に窓を作り、下の部屋からつながるようにしました。

各部屋にはエアコンは取り付けますが、
なるべく自然の風を取り入れられるように、考えています。

苦労した雨仕舞。

軒天を張らずに、母屋・垂木が、現しとなっているので、その周囲、外壁との境、
さらには、台風時の雨の吹上げに対処するよう、見えないところでの工夫もあります。
そうしつつ、外壁内・屋根裏ないの空気が抜けるように、通気口も作りました。

外観も、あまりのっぽになりすぎないよう、屋根勾配をゆるくし、いい感じになったと思います。

ちなみにこれは、ガルバリウム製の雨樋。

値段はそんなに高くはないのですが、取付けは、けっこう苦労します。
でも質感がよく、また長持ちするので、いつも好んで使っています。

外壁完成!

現在、津市南部にて新築中の、A様邸の現場をご報告します。


足場をとるのが楽しみ・・

一番最初に、お客様からご相談があってからやがて2年経ちます・・

お仕事がお忙しいお客様と、またのんびりした自分のペースにより、
ご提案やお見積りなど打ち合わせに、1年ほど掛かりました。

いつも、お客様をお待たせして申し訳ないです。
これからは、何事も迅速に対応していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

ともかく、
ご契約が決まってから、土地の農地転用に3か月、そしてようやく土地の造成に入り、
昨年の晩秋に棟上げ、引き続き造作工事に入っています。

このおうちは、プレカットによる、乾式工法。
前の庇は手刻みで加工しています。

今回は、屋根のガルバリウムから外壁のガルバリウム・雨樋まで、(追記:板金工事は)すべて自社大工による施工でやっています。

自分たちで施工することにより、雨仕舞のこともわかるし、何よりコストダウンになります。

詳しくは、またご報告していきたいと思います。

鬼瓦作り体験してきました

やっぱり物作りって面白い!

今日(29日)は、建築士会の交流会で奈良へ向かいました。

まずは平城宮跡の見学です。

復元された大極殿。すごく大きな建物です。

材料は、すべて国産の桧を使っているそうです。

柱は槍鉋で仕上げられていました。

なんとこの建物、地下に免震装置を備えています。

そして次に伺ったのが、今回楽しみにしていた山本瓦工業さん。

ここは文化財のお寺などの瓦を作り、そして瓦葺き工事までやっています。

ここでは、今回楽しみにしていた鬼瓦作り体験をしました。

建築士の仲間が作成した鬼瓦たち。 ん?アンパン〇ンがいるような・・

土をこねて、造形するのは、とても楽しかったです。

熱中して時間が過ぎるのがあっという間でした。

鬼瓦はこの後、焼いてもらい、後日受け取ります。

完成が楽しみです。

ここの会長、山本清一さんが書いた本です。

古代の瓦の復元、さらに瓦の技術保存などに尽力されています。

あの西岡棟梁とも、いっしょに仕事をされたそうです。

読むのが楽しみです。

断熱材不足解消の切り札?!

一部で反響を呼んでいる、
古畳を使ったワークショップ ‘畳de事務所’が、静かな広がりを見せています。
畳de断熱材

畳de断熱材

 

御存じのとおり、現在、メーカーの省エネ等級への生産の切り替え、
住宅エコポイントによる需要増、などにより、
グラスウールを始めとする断熱材が手に入りにくくなっています。
こんな時、知人に勧めたのが古畳を使った、畳断熱材。

 

 古畳の畳表を剥がして、純粋に断熱材として使います。

写真の例は、知人が自分の住まいをセルフビルドしたもの。

 

仕上げ

仕上げ

知人曰く、「とても暖かくなった」と喜んでもらっています。
材料、タダだしね(笑)
自分が畳を勧めるのは、もったいないと思うから。
まだ使えるようなものをじゃんじゃん捨てながら、自然環境を守ろうとか語れませんよね。

丈夫な家を作りたい

兵庫県三木市のE-ディフェンスにて3週に渡って行われた、伝統構法の実大振動実験も、今日が最後。

正月明けから合計5日間、自分は、1作業員としての参加でしたが、

間近で実験を見られ、たいへん貴重な体験となりました。

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今日、入力されたのは、あの16年前の兵庫県南部地震の神戸の揺れを再現したものでした。

このほんの一瞬の揺れで、6000人もの人が亡くなったと思うと、とても恐ろしく感じました。

どんな構法で家を建てるにしろ、大切な人の命を守る、丈夫な家を作っていきたいと思います。

今年もよろしくお願いします

新年明けましておめでとうございます。
昨年は‘畳de事務所’の施工、オープンハウスイベントをきっかけに
いろいろな方と出会って、またお声も掛けていただき、ありがとうございました。

古畳を使った‘畳de事務所’も、新たな展開もあり、また古民家の再生など、
今年は盛りだくさんな一年になりそうです。

工房にも新たなメンバーも加わり、より一層、
精魂こめた家つくりを行いたいと考えています。

本年も高橋建築工房をよろしくお願いします。

さて新年早々、伝統的構法の実大振動実験が始まり、
作業員として参加しています。

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詳しくはこちら→伝統的構法の実大振動実験

建物が実際に揺らされ、その損傷を間近で見られるまたとない機会です。
大工として、非常に興味深い実験です。

‘畳de事務所’第二期工事はじまる

久しぶりの更新となります。

古畳を再利用し、壁や天井材として使う‘畳de事務所’プロジェクト。
第2期工事が始まっております。

畳 天井004

古畳を使ったリユースで、写真師松原豊氏の事務所を作ってしまおう!
というこのプロジェクト。

今回も場所は、松原氏所有の鉄骨スレート葺きの倉庫。
夏は、焼けるように暑く、冬は外と同じく冷え込む、という過酷な二階部分の環境改善に挑みます。

使用する畳は500枚ほどを予定。
すべて解体屋さんから譲ってもらったもの。
もちろんタダです。

実は6月頃から断続的に施工を進め、
現在、天井に畳を張った状態までいっております。

珍客あらわる

当工房は、山の中にあるので、いろいろな野生動物を見かけることがあります。

最近よく訪れるのが、このリス。

りす

工房の土場にあるクルミの木に登り、
実を取ってどこかへ運んでいます。

残暑厳しい日々ですが、もう冬支度のために巣穴に運んでいるのか、はたまた穴を掘って埋めているんでしょうか・・

たくさんの畳、畳・・

 「畳de事務所」第二期工事にそなえるべく、さっそく解体屋さんから、
古畳を譲ってもらいました。

           その数、ざっと400枚!

 

今度も同じく松原氏の倉庫内に張ります。
前回より結構広い面積なので、多くの古畳が必要なのです。

ちなみにこの解体屋さんは、中間処理業もやっているので、
こうしてたくさんの古畳が集まってくるわけです。

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とりあえず、工房の一画に積みましたが、すごいボリューム!

コレだけの分の断熱材や仕上げ材を新品で買ったら結構な値段になります。
古畳を使うことによっていくら安くなるのか、
具体的な数字はまたいずれ出したいと思います。

これらの畳はこれから選り分けて、
程度の悪いものは、解体屋さんに返却します。

 

→ 写真師松原豊氏のブログ  面白い写真が載っています。

「畳de事務所」当日の様子

27日夕方、意見交換会当日の様子です。

当日は、建築士、大工、家具工房を営む方、また一般の方等、20数名がみえました。
壁・天井全部が畳で出来ている部屋を見て、面白い!と皆さん好意的。
が、古畳ということで、衛生面での心配をする声なども聞かれました。→今後の課題です。(が、そんなこともひっくるめて、今回はオーナーのお気に入りです)

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その後は、古民家カフェ‘ヒビコレ’に移って、お二方の講演。

 最初は同じ美里町にて、昨年ストローベイルハウスを建てられた尾崎さんのお話し。
日本ではまだ珍しい工法です。
 
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躯体こそは大工さんが建てられたのですが、断熱部分のストローベイルを積んで土を塗る部分に関しては、すべて自分たちと、ワークショップのメンバーで行った、との事。
みんなが興味津々で聞き入っていました。

  

続いては、古い伝統木造の耐震補強を設計管理されている寺本武司さんの
お話し。

寺本さんはコンパネや筋交いで家を固く固めるのではなく、土壁や仕口の力で地震の力を受け流し、家を持たそうという考え方の持ち主。
その考えの底流には、古い建物を未来に残したい、という強い思いが感じられます。d3b_6377
一般の方にはやや難しい話になってしまったのかもしれませんが、
伝統構法を愛するものたちにとって、大きな味方が出来たようで、大変心強いお話しでした。
限界耐力計算による設計のことなど、また今後詳しくお話を聞く場を作りたいものです。

実はここで予定時刻をオーバーしてしまい、ディスカッションをする時間がなくなってしまいましたが、最後に参加した方の意見・感想を聞くことが出来たのは、大きな収穫でした。

その後のお待ちかねの懇親会も大いに盛り上がり、夜遅くまで話しこむ姿が見られました。

 

写真撮影  松原豊

「畳de事務所」オープンハウス無事終わりました

畳の部屋

週末のオープンハウス&意見交換会、無事終わりました。

いろいろな方に来ていただきありがとうございました。

またいろいろな方に今回のイベントをサポートしていただき、何より感謝、感謝です。

当日の模様の写真等はまたのちほどUPさせていただきます。

「畳de事務所」オープンハウスのお知らせ

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急なおしらせですが、今週末に美里町で開く「畳de事務所」のオープンハウスと、意見交換会をお知らせします。


当日は、その事務所でのコンセプト説明のあと、カフェヒビコレに場所を移し
パネルディスカッション等を予定しています。
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「畳de事務所 パネルディスカッションと意見交換会」

日時      3月27日(土)夕方5時~7時半頃   その後懇親会(実費2000円程度)

        
         (畳de事務所のオープンハウスは、27・28両日の午後1時~5時の間です)

場所      古民家カフェ ヒビコレ http://www.hibicore.com/ 
         三重県津市美里町三郷369
         地図はこちら

         (畳de事務所も同じ場所です)

参加方法   懇親会の準備がありますので、参加希望者は 高橋まで連絡をお願いします。
          問い合わせ先   高橋一浩 ℡  059-252-8808
                               
テーマ     建築におけるリユースと、セルフビルド、地産地消

パネルディスカッションの前後に、以下のお二人のお話しを伺います。

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尾崎秀行さん    

「ストローベイルに魅せられて~家作りに参加して見えてきたもの~」

津市美里町で、ストローベイルハウスの自宅を建てられた尾崎さんに、
施工中・ワークショップの写真を見ながら、お話しを伺います。
尾崎さんは、10年以上も薪ストーブと付き合い、知人宅の設置も請け負うなど、
薪ストーブの達人でもあります。

寺本武司さん

「甦れ伝統構法~古民家に学ぶ~」

9年前から古い伝統木造の耐震補強に携わり、
限界耐力計算による耐震補強の設計を行っている、構造の専門家です。
現在取り組んでいる、関宿の旧落合邸の耐震補強工事の写真を見ながら、昔の家作りから感じることなどを
語っていただきます。

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お二人を交えながら、リユースについて、家作りについていろいろな話しができれば、と考えています。
ぜひとも、みなさんの参加をお待ちしています。