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二本木の家 その後・・

昨年、着工していた二本木の家。
⇒旧ブログより‘二本木の家’参照

家具作家と作る家

実は、この家はお施主さまが、家具作家であり、
当工房で外装と床を施工した段階で、お引渡しとなっていました。

あとの内装・木建具は、お施主さまが、仕事の合間を縫って、コツコツと仕上げています。

なかなか仕事もお忙しいようで、まだ完成しておりませんが、

訳あって、もう住み始めています。

先日久しぶりに伺ってきました。

お施主さまの森下氏は、津市白山町にて、家具工房フロッシュを
主宰する家具作家さん。建築家設計の住宅のキッチン等をフラッシュ家具で造られています。

外装は南京下見板張り

この写真は、昨年の6月のお引渡し時です。

外装は、杉の赤味板に、ウッドロングエコという、自然素材で作られた木材保護塗料を塗りました。⇒その時の様子
腐朽菌の発生を抑える効果があるとのことです。
杉の赤身に塗ると、特にこのような年月を経たような、味わい深い色に変わります。

ウッドデッキでは、ワンちゃんがお出迎え。

ウッドデッキ

リビングのウッドデッキも仮設。

実際は、もっと大きなものを作る予定だそうです。

外部は、南京下見張りという、板を張り重ねていくもので、施工は時間がかかりますが、出来上がりは陰影深く、なおかつ雨仕舞いもよいです。
サッシや屋根・樋などをガルバ二ウムなどを使い、シルバーに揃えました。

リビングからキッチンを望む

内部は、杉板と、漆喰、そして森下氏の作る家具によって構成されています。
まだ未完成の部分がありますが、現在、住みながら暇を見て施工している状態です。

洗面室

まだ扉などは、取り付けられていませんが、作りつけの洗面台に張ったガラスのモザイクタイル・収納付きの鏡など。

自分とは違った感性で作られており、大変興味深いです。

手作りの照明

玄関ホールにそっと置かれたステンドグラスで造られた素敵な照明・・

なんと森下氏の奥様の手作りです。奥様はステンドグラスを制作される作家さん。

このお宅も完成の暁には、ステンドグラスの照明があちらこちらに灯されることでしょう。

まだ未完のこのお宅、今回紹介できるのはここまでですが、

完成の折には、またウェブ上内覧会をしたいと思います。

なお、今回の出会い、そして共同作業を経て、新しく森下氏とコラボレーションした家作りを提案していきたいと思います。

古建具を利用

「畳で事務所」では、リユースをテーマにしています。
よって、開口部も、古い木製建具を再利用します。

古建具
なかなか味があっていいガラス戸です。

この引き違い窓は、解体屋さんで、譲り受けたもの。
この他にも、松原氏が所有する古建具を使わせていただく予定です。

当工房でも、数十枚の古建具をストックしています。
今回のように、リフォームで使うも良し、
また新築でも、上手に使うと、風格が出ていい感じになります。

「畳で事務所」工事始まる

‘畳で事務所’プロジェクトの、第1期工事が始まりました。

 100209e38080nikai-001ようやく片付いた事務所予定場所

100217-tatami-003

壁に下地を組み、畳を貼っていきます。通常、床に敷くものが壁にあるのは、変な感じでもあり、面白くもあります。

 

 

 

‘畳で事務所’は、

写真師松原豊氏のオフィス369の事務所を増設するに当たり、

松原氏の、「予算がないんやぁ~、なんとか安くあげてくれ~」との要望を元に、

産廃として、多量に出る古畳をリユースして、室内の壁や床に使うという、一つのモデルプランです。

 

利点としては

  1. 材料がタダで手に入る(畳屋さん、解体屋さんで、程度の良いものを厳選します)
  2. 断熱・吸音効果がある(畳の中身は、断熱材そのものです)
  3. そのまま、仕上げになる(古畳に抵抗のある方は、別途仕上げ材を施します)
  4. 何より、畳をそのままの形でリユース出来て、ゴミを減らすことが出来る

以上のことがあげられます。

畳をもらいに行く

松原氏の事務所を作るための古畳を分けてもらいに、畳屋さんへ行きました。

向かった先は、
同じ津市内にある「インテリア・タタミの伊藤」さん。

伊藤さん
伊藤さんが回収した古畳を三十数枚いただきました。

昔の畳は中がワラだったが、今はほとんどの畳が、断熱材に使われるス発泡系のボードと、インシュレーションボードという木のチップを固めたものを合わせて作られています。

伊藤さんによると、現在はいいワラがほとんどなく、ワラ床の畳は勧めてはいないとのこと。

そして畳表は国産のい草にこだわっています。

たたみ
さまざまな染料で染めたカラー畳

たたみ
い草にもいろいろ種類があり、またいろいろな織り方があります。

使用するのは、残留農薬ゼロの国産い草です。
産地は九州、熊本。
ちなみに国産い草の95パーセントほどが熊本で生産されているとのことです。

詳しくは伊藤さんのホームページをご参照あれ。
インテリア・タタミの伊藤