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鳥羽の家を設計する

さて、鳥羽の土壁の家を設計するべく、現地にて打合せに行く。これもう2年くらい前の話し。

土地は、小高い丘の上。

平らで広々とし日当たり良好、後の調査で地盤も強固だということも分かった、中々良い場所だ。

またこれも後で判明するのだが、非常に風の良く当たる場所。(作業中も板とかの材料が吹き飛ばされるくらい)

これについては、台風とかの雨が良く当たる反面、良く乾燥するだろうから、家も長持ちするだろうと思う。

さてとにかくここの設計は、良く考えてこだわった。お客様とも何度も打合せし、何度も図面を引いた。あまりに色々詰め込み過ぎて、家が大きくなってしまったので、理想形より最終的には少し小さくした。

設計後半、色々悩みすぎたのと、他の現場との掛け持ちなどで、あまりに時間が掛かり過ぎ、お客様を随分待たせる事になったことは、結果として反省しております。

設計〜そして見積りの流れをいかに迅速に進めることが出来るか、ずっと考えている課題だ。

 

メインとなるリビング周りを少しだけ公開。

東南面は、ロフトまで広く開口を取り、冬は朝から夕方まで陽が当たる。その面だけ軒の出も深くした。

土間は、玄関からリビングまで続き、そこに薪ストーブを設置。

土間から、キッチン〜リビングへと少しづつの段差で流れるような動線を作り、一体感を出す。更に二階へ上がる途中にも中二階的な高さの踊り場を作り、そこにも居場所を作る、てな感じ。

構造に関しては、伝統的な木組みで行う。壁は竹小舞に土壁を付け、それを耐力壁とする。そして殆どの部材が表し(隠れずに見えてくる)。各部の納まりについては、メンテナンスを考慮して、あまり冒険はしないようにした。

もちろん材料は三重の木。そして今回はNPOもりずむの木を使うのだ。

つづく。。

火星に土壁の家を建てる

御報告が遅れましたが、NASUと共同で行う、「木神楽house イン火星」プロジェクトが決定となりました。

 

《この投稿は、エイプリルフールネタです。あしからずご了承下さい。》


NASAが、2030年に有人火星探査を計画しているのはご存知の通りですが、当然火星探査基地ともなるべきものも計画されています。

そこは、ひとつの街の様なものになるのですが、その中の一つに、木神楽プロデュースの木と土壁の家を建てるというものです。

もちろん、火星の石を使った石場建て、更に火星の土で壁を作ります。

 

今回のお話、NASU長官からの直々の依頼です。もちろん当然最初は断りました。

日本には、うちよりもっと素晴らしい建築をする工務店や設計事務所は沢山ある、と何度も伝えたのですが、トレンプ大統領からの電話で、プロデュースだけでもして欲しい、との事で、お引受けする事にしました。

建物としての条件は、火星にある素材を活かして、更に火星に残してきても決して害にならず、自然に風化し土に還る家です。

そこに住む宇宙飛行士は、もはや地球に帰還する事は出来ないので、生涯をそこで暮らします。だから、安心して、そして尚且つ安らぎを感じて住める家にして欲しいとの事です。

骨組みの加工はこちらで済ませるとして、問題は、向こうの土が使えるのか、水はあるのか、竹小舞を編む竹は生えているのか、何より、誰が火星まで行って建てて、土壁を付けて来るのか。

そこで木神楽では、火星まで行って家を建てたい、土壁を付けたいという職人を募集する事にしました。2030年まではまだまだ時間があるので、まだこれから見習いを初めて大工や左官になるのでも構いません。

ただし、火星へは片道切符です。

行ったら帰って来る事はないでしょう。生涯をこのビックプロジェクトに掛けてもいいという強者がみえたら、是非ともご連絡をお待ちしております!

 

尚、下記ニュースにもあるように、近々来日する長官と、第1回目となる打ち合わせをする予定です。

火星への旅、日本も一員に。朝日新聞より

漆喰壁に落書き

久しぶりに落書き塗り絵をした。自分はきちっとした絵は描けず、いつも適当に引きたい線を引いて、その時塗りたい色を塗るだけ。ほとんど落書きに近いので、勝手に落書き塗り絵と名付けている。

キャンパスは、改修中の古民家の漆喰壁。

施主様に冗談半分で、落書きしてもいいですかと聞いたら、オッケーを頂いたので、施主様の気が変わらないうちに、さっさと描いてきた。日曜の夕方に行ったら夕ご飯まで出してくれたので、夜なべして仕上げてきた。

一応モチーフはあって、施主様が農家さんなので、野菜とか自然とか買ってる猫とかがテーマ。

施主様には、気に入らなかったらペンキで消すなりしてくれと伝えた。ご、今度行った時、本当に消えてたらそれはそれでショックかも。

漆喰壁は吸い込みが多くて、描きにくかったが、壁に描くのって何か気持ちいい。よくビルとかの外壁に落書き してあるが、あれの気持ちがよく分かる。

さて、次の落書き場所はどこにしようか。

松阪の土壁の家 つづき

随分と間が空いてしまったが、松阪の土壁と石場建ての家のつづきを書く。

前回は、ヨイトマケが済んだとこまでだったはず。

そしてこの様な、石を並べた基礎が出来上がった。どう見ても遺跡の様。これは、去年の4月頃の写真。

(因みに、現場は去年の秋に完成し、国産薪ストーブも付いて、お客様が暮らし始めてます。)

さて此処からが、大工達の腕の見せ所。石場建てと言って、柱をまず石に建てる構造。当然、通常とは全然違う、非常に技術も要るし、手間も掛かる、しかし好きモノには堪らない、ある意味ヘンタイ的な建物だ。

伝統建築には欠かせない、丸太の地棟も使用。用意したのは、よく乾いた国産松丸太。

写真に写ってる丸太の傍らで、睨みを利かせて、、じゃなかった、仕上がりを確かめてるのは、この家の墨付けを担当した前田。大工仕事から建具作り、果ては板金工事までこなすマルチプレーヤーである。

そして刻みは、仲間の大工に応援を頼み、どんどんと進んでいく。

社長のわたくしは、段取りに専念、そして職人が迷わず仕事を進められる様に、細部に至るまでの納まり図作成に専念。

実はこの時、もう一軒の新築の刻みも同時に進んでいて、木神楽史上初めての、建てまえ二連ちゃんを迎えることになるのだ。

つづく