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手巻き式の掛け時計

これは、お客さんと建具を買いに行った、東京の古建具屋さんで見付けたもの。

そこは、ひでしな商店 といって、全国から古建具を集めて販売している。ネット販売でもお店に行ってもオッケーだ。

ちなみに、そこの古建具の管理がしっかりしていて、全ての在庫の写真と寸法を取り、No.を付けて、どんな在庫の建具があるか直ぐに分かるようになっている。これは是非取り入れたい。

とにかくそこで見付けて、割安で手に入れたこのアンティークな時計。

よくあるボンボン時計と比べてかなりオシャレな外観で、勿論全て無垢材で作られている。てっきり壊れていると思いきや、ネジを巻いたらちゃんと動き出した。


くすんだ外観と硝子も、磨いたらこの通り、綺麗に蘇った。事務所にお寄りの際は、是非このボンボン時計を一見されたし。

新築に古建具を使う方法

《鳥羽の土壁の家 part5》

5.古建具をリサイズして使う

これについては、コストダウンの為にこれを選択した。今はベニヤを使った安い建具があるのだが、この家にそんなのは似合わない。

ここの家は内部は全て引戸なので、日本の古建具が利用出来る。引戸は、気密性に欠けるが、開け放しても邪魔にはならないので、開放的な家作りには欠かせない。
うちには、あちこちの古民家から引き揚げてきた古建具が沢山あるので、その中から、良いのを選んで使う。ただ背丈が低いので、下に框を足して、かさ上げする事になる。

もちろん幅も確かめて、古建具が納まるよう念入りに検討した。

戸車は新しくし、Vレールにするので、スイスイ動く。

今回、主に使うのは、大阪格子と言われる格子と障子のハイブリッド戸。細い格子が繊細で、中々カッコいいのだ。

土壁は、大地そのものだ

《鳥羽の土壁の家 part4》

鳥羽の家の特長、昨日の続き

  1. もりずむの木を使って建てる
  2. セミセルフビルドで完成させる
  3. 自然素材で作る
  4. 土壁を付ける
  5. 古建具をリサイズして使う
  6. 手刻みで作る

4の土壁について。

 

 

自然素材でなるべく建材も使わないで作る、ということから、自然と土壁を付けようということになったんだと思う。

木神楽では、新築の場合、土壁の家の割合が多い。一体何故土壁を付けるのか?実は土壁自体には、あまり断熱性能はない。しかし蓄熱、蓄冷はするので、冬には暖房の熱を溜める作用があり、夏は直ぐに温度が上昇しないので、土壁の家は、ヒンヤリとしている。理想的には、土壁の外側に断熱材を入れて断熱効果をカバーしてあげるのが良いだろう。ちなみに鳥羽の家は、外面にフォレストボードという杉樹皮とパルプで出来た断熱材を入れた。

土壁は、それ自体に耐力壁の役割もある。伝統的構法では、筋交いを入れずに土壁で家を持たすのだ。よって鳥羽の家も筋交いは無い。

しかし最大の理由はそんなものでは無い。この地球、Earthである大地の土そのもので家が作られるという、その事自体がとても素晴らしく感じられるのだ。

何も複雑なものは無い。ただシンプルに大地に生えている竹を切り、それを編み、そこに大地そのものを塗りつける、土壁の家は、Earthそのものである。そして、当然解体され、廃棄される時は、自然のものだから、特に処理は要らない。また大地に還ってゆくだけだ。

地球環境の事を考えると、どんな建材よりも環境負荷の少ない優れたものなのだ。

もりずむの木で建てる家

《鳥羽の土壁の家 part3》

さて、鳥羽の土壁の家作りの特長をここにあげる。

  1. もりずむの木を使って建てる
  2. セミセルフビルドで完成させる
  3. 自然素材で作る
  4. 土壁を付ける
  5. 古建具をリサイズして使う
  6. 手刻みで作る

1番から順に説明。

 

1、お施主さんは、林業関係のお仕事をされていて、山のことには詳しい。そこで、美杉町の林業家、三浦さんと知り合い、そこの木を絶対使って家を建てる、と決めたそうだ。

三浦さんの木はもりずむで買える。

もりずむとは、正しくは、NPO法人もりずむである。代表の藤崎さんが、さきほど出てきた三浦さんという林業家さんと設立した。

健全な林業と製材の両立を目指して、特に新月伐採と葉枯らし乾燥に特化した杉材を供給している。

林業家と直接繋がっているので、山に生えてる木から選んだり、さらにはきこり体験なども行っており、好評だ。

美杉町の倉庫で天然乾燥された材料は、ツヤが良く、割れも少ない。加工もし易いのが特徴だ。


もりずむの倉庫。自然乾燥中の杉材が山と積まれている。

 

2、そして次にセミセルフビルド。施主さんの気持ちとしては、無理な借金をせずに家を建てたい、今の世の中の当たり前である家を買う、という風潮に流されず、素人の自分達でもやれば出来る、というところを見せたい、といったところか。

詳しくは、施主さんブログ「自然と共に」を参照されたし。

 

3、施主さんブログにもあるように、もともと自然大好きな家族であるから、当然、自然素材の家となるだろう。木神楽で建ててるのもほとんどそういう家であるし。

ただし、無理はしていない。ユニットバスも入れたし、断熱材にスタイロフォームを使ったり、ストーブやキッチン周りは、防火のための建材も使っている。

 

4以降は明日。