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四日市の町家再生⑧ 素晴らしいタイルの仕上がり

久し振りの四日市の町家再生現場からのリポート

 

2月に着工してから早5ヶ月。施主さんはすでにお引っ越しを終えたのだが、実は工事はまだ終わっていない。
現在、木神楽の工房で、オーダーキッチン製作中、現場ではお風呂のタイル貼り、大工の残工事などが続いている。
6月の梅雨時期、雨が極端に少なかったのが、工事をする我々にとっては、救いであった。
お施主さんには、しばらくご不便をお掛けしているが、何とぞご容赦願いたい。

 

 

さて、前回からの続きといこう。

前回お伝えした、ヘキサゴンタイル、左官屋さんは難なく張っていく。

ここはトイレの床。

見よ!この素晴らしい仕上がり、そして圧倒的な質感を。

このタイル、岐阜のメーカーが作っているのだが、なかなか良い品物である。

 

続いて、お風呂の壁

これは、2.5センチ角の細かいピッチの、いわゆるモザイクタイルだ。
これも仕上がりは大変素晴らしい。でもここまで来るのに何日掛かっているか。。

 

貼るのは結構大変だ。

何も2.5センチ角を一枚一枚貼っていくわけではない。
ご覧のように、30センチのシート状になっていて、それを張るのだが、当然目地があっていないとずれてみえるし、平面も出ていないと波打って見えるし、何よりタイル割りをしっかりしないと、最後に小さいタイルが入ってしまう。
意味がわからない人は、まあとにかく大変だということを分かってもらえたらよろしい。

 

お風呂場の壁は、全面タイル貼りだ。ここに左官屋さんがいつまで篭っているのか、全く見当が付かない。
早く風呂に入りたいお施主さんがお待ちかねであるが、しかし手仕事は、決して慌ててはいけない。工期に間に合わそうと急かしたって、ろくな仕上がりにならない。

いいものを作るには、じっくりと腰を落ち着けて取り組む必要があるのだ。
でも、なるべく早くしてね、左官屋さん。

 

 

 

 
 

 

 

 

 

 

 

 

四方転び踏み台を作れ(2)先ず目指すは完成

 

先日から夜ごと始まった、四方転び踏み台の講習会。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この踏み台を作る競技会とは一体何なのか?6時間で作るとはどういうことか?

 

 

 

 

 

その答えはこちらにある。

 

 

全建総連全国青年技能競技大会

 

全国の若い大工が集まり、それぞれの技能を披露する場が、年に一度ある。
そこに出場するのが目的だ。
と言っても、すぐに誰でも出られる訳ではない。先ずは、三重県予選を勝ち抜く必要がある。

 

 

その予選会は8月アタマ。それまでにいかに早く、そして正確に図面を引き、加工し完成させられるか、だ。

実は、これを6時間で作り上げるのは、かなりしんどい。

過去、自分も若かりし頃出場したが、その頃は、作り方を教えてくれる講習会など無く、先に出場経験のあるI山大工に手ほどきを受けながら、ほぼ独学で練習したのだ。
結果、何とか完成はさせたものの、予選を通るレベルには程遠かった。

 

今回、講習を受けている彼らにも、無理は言うまい。まずは時間内に完成させることを目標としようではないか。

 

 

 

 

四方転び踏み台を作れ(1)講師役を仰せつかる

先日から講師をしている。

 

何の講師かというと、四方転び踏み台製作の講習指導だ。

 

四方転び踏み台

この四方転びの踏み台、若い時に自分も何台か作ったので、その実績を買われ、今回の講師役となる。
しかし、作ったのはもう10年以上前だ。作り方とか図面の引き方などは完全に忘れている。
正直勘弁してほしかったが、他に人がいなくて断わりきれずに引き受けることとなった。

 

 

講師は、このI山氏と二人で行う。一人じゃなくて本当によかった。
講習は、週に2回のペースで1ヶ月ほど続く。始まるのは、もちろん仕事が終わってからの夜だ。

 

さて、ここは、組合内の2階会議室。

 

ここで、組合について少し説明しよう。
組合というのは、どこの業界でもあると思うが、我々が所属するのは、三重県建設労働組合中央支部 
建築職人が集まり、労災や健康保険などを取り仕切っているところである。

 

そして、今回のこの講習を受ける生徒は、この同じ組合内の工務店で働く、若い見習い大工二人だ。

この四方転び踏み台を作るには、まず図面を書く必要がある。そしてそれが出来て初めて製作に入る。

目標は、7月下旬。その頃には彼らはこの一連の作業、図面〜製作、完成を6時間で出来るようにならなければならない。

 

 

なぜ6時間なのか!?
それは、これを作る競技会に出場する為だからだ。

 

つづく

 

鳥羽の土壁の家WEB内覧会(5)最終編

鳥羽の家ご紹介もいよいよ最終章。

 

ユーティリティー

 

脱衣所、洗面、トイレがリズム良く並ぶスペース。間仕切りはもちろん古建具の再利用。
壁の板張りは旦那さん施工。こういう狭い場所は、壁に体や物が当たり易いので、板張りだと使い易い。

 

ゲストルーム

 

 

天井すぐ上は屋根だが、断熱材と通気層が取ってあり、通気窓も十分あるので、暑くはならないはず。

 

照明

 

この家の電灯は、施主さんが全てチョイスした。
幾つかのもりずむ製作のもの以外は、ほとんど全て笠松電機製作所の器具だ。

笠松電機は、昔ながらの、船舶照明・電柱に付ける傘付き照明などを、製作販売している。

無骨なデザインながら、そのしっかりとした作り、素材感、そしてリーズナブルさから、一部のコアなファンからは根強い人気のあるメーカーである。もちろん私もそのファンのひとりだ。

今回、また新たに笠松電機ファンが増えて嬉しい限りである。

 

 

 

薪ストーブ

 

最後に御紹介するのは、この家の顔でもあるストーブ。

 

岐阜の鋳鉄メーカー、株式会社岡本が製作している、針葉樹も燃やせる薪ストーブAGNI
施主さんは、岐阜まで行き、その現物を見、製作ポリシーを聞いて購入を決断したという。

 

冬になるのが何とも待ち遠しい。

 

 


 

以上で、鳥羽の家の御紹介は終了だ。
更に詳しく知りたい方は、直接ご連絡いただきたい。
ただ、施主さんはもう住む準備を進めているので、現場をご案内出来るかどうかは分からない。