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四方転び踏み台を作れ(3)模擬試験を監督する

6月から三重建労中央支部で始まった四方転びの講習。


これまでの経緯はこちら↓

四方転び踏み台を作れ(1)講師を仰せつかる

四方転び踏み台を作れ(2)まず目指すは完成

ここで再度、色々と説明しておこう。

 

  四方転び踏みとは?


脚が四方に広がっている、折り畳み式の踏み台。

これの図面を書き、墨を付け、加工、組立てるには、大工の高度な知識と技術が必要なのだ。

 

 

三重建労中央支部とは?

三重建労とは、三重県建設労働組合の略称である。

加入しているのは、三重県内の大工をはじめとして、左官、電気、内装、塗装など、建設労働に従事する職人で、総数、1万人を超える。

建労は、地域ごとに14支部にわかれているのだが、その中で、旧久居市地域を担うのが中央支部である。

→ 三重県建設労働組合

→ 三重建労 中央支部

なお、建労では、組合にまだ加入してない建設労働に従事る若者を始めとする労働者を募集中だ。

組合へ加入するメリットは、健康保険・労働保険・確定申告・資格取得など、多岐にわたる。
詳しくは中央支部のホームページをご参照あれ。

 

模擬試験を行なう

さて、前置きが長くなった。

7月のとある日曜、三重建労中央支部会館は、休みの日にも関わらず、朝から熱気に包まれていた。

いつも夜に行なっている講習を、この日は、まるまる一日掛けて行なうのだ。


朝9時から夕方4時前まで、昼休憩を挟み、6時間。

この時間内で、図面と踏み台を完成させる。これは本番の競技大会と同じタイムスケジュール。この時間内で作り上げられてら、取り敢えず合格である。

因みに、私の役割は、監督なので、見てるだけだ。

が、当然、ただ見てるだけって訳ではなく、図面が出来たらそれをチェックし、本体が完成したら、それをチェックし、そしてちょっとコーヒー飲んで雑談したりとか、色々忙しい。

 

今回、本番と同じ時間でやったのだが、参加した3人とも時間内で完成することは出来なかった。
最後の一人が完成したのは、2時間近くオーバーしてからだ。しかも二人は寸法間違いで、大きさが違っている。

まあでも、この日は本番に備えての模擬なので、大丈夫だ。
あくまでも本番で時間内に完成させることが目的なのだから、今回で、自分が今取り組むべき課題が分かったことが大切である。

 

さてその本番は、8月5日に迫っている。
私は、大した役割りは果たしてないが、青年大工のみんな、頑張れ!とエールを送ろう。

 

 

古民家を修理せよ⑤古民家は定期的に風を通そう


さて、新たに見つかった箇所も、瓦をめくり、下地からやり直しだ。

実はこれらの箇所は、下からシロアリが登ってきて蟻害も見られた。

雨漏りを放置すると、木部は腐るだけでなく、シロアリも入り易くなる。

因みに、この地域でみられるヤマトシロアリは、雨漏りを止めればこれ以上被害を広げることは無い。ただ湿気の多い足元は要注意ではある。

そうして、この面も、傷んでいる瓦は全て交換した。

これで暫くは大丈夫である。

ただ、定期的に点検は必要だ。今回のように雨漏りを放置しておくと、大掛かりな工事になってしまう。

古い家を空き家で持っている方は、沢山みえると思うが、決して放置せず、時々見に行ってほしい。

その時は、雨戸を開け、風を通すと、家の中の空気も通り、カビ予防にもなる。

ここで、屋根に登らなくても分かる雨漏りチェックの方法。

当然、水が伝ってたり、水が流れた跡があれば、それは雨漏りの可能性がある。他に、雨が漏れていると、シロアリも入り易い。特に鴨居より高い位置までシロアリが入ってる場合は、雨漏りを疑った方が良い。他に天井板に水に濡れた紋が付いているとか、土壁が崩れてきている、など、室内から分かる箇所は多いのだ。

そこで何か疑わしい箇所を発見したら、建築屋さん、若しくは瓦屋さんにチェックしてもらうのが良い。

ただし、しっかりとした技術も無くリフォームを勧める建築会社もあるので、そこのとこの見極めは必要である。

古民家を修理せよ④ 雨漏りには早めの対策を。

今日は、ずいぶん前にお伝えした、古民家屋根修理の続報だ。

 

これまでの経緯は、以下のブログを参照あれ

 

古民家を修理せよ 雨漏り編

古民家を修理せよ② スノーボーダーな瓦職人

古民家を修理せよ③ 熊本へ旅立つ瓦職人

 

ようやく熊本から帰ってきた瓦職人の伊織くんによって、屋根の修理が始まる。

ちなみに、熊本では被災した屋根の修理はほぼ終わったそうで、現在は復興住宅の新築やリフォームで大忙しであるようだ。ひとまず、お疲れ様。

 

さて、こっちの現場に移ろう。最初見に行った時は、まだ雪が残っていた時期なのに、すでに梅雨入り目前。雨が多くなる前には、何としても直さねば。

早速、解体を始める。傷んでる箇所は、棟のすぐ下なので、必然的に棟の瓦を大きく崩さなくてはならない。

瓦は、非常に長持ちする素材で、この屋根瓦もおそらく建築当初のものである。
家の仕様・状態などから、築80〜100年は経っているだろうから、その長い間、雨風をしのいできたものだと思うと大したものだ。これが、温暖な凍てにくい平野部であれば、もっと長持ちするであろう。
ただ昔の屋根は土葺きであり、古くなると、土が外れて瓦がずれてくるので、そうなると補修は中々大変である。

実はこの屋根、今回直している反対側の面だけ、葺き替えてあった。
北西に当たるそちら側は、凍てによる傷みがひどかったのだろうと思われる。

そして、新しい下地を取り付ける。

 

そして再度、棟を積み直す。
凍てて割れてる瓦、割れそうな瓦は当然ながら取り替え。

 

そうして何とか棟の修理は終了。

 

そして他にも、当初気付かなかった、修理が必要な箇所を発見。

ここは、直してる屋根面ではない、下屋根の北に面したところ。
うまく説明できないが、とにかく下からは見えない、目の届きにくいところと言っておく。

瓦が割れて、穴が空いてしまっている。
何と、このように草まで生えているではないか。

 

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

スモールな珈琲店(8)テーマカラーはスカイブルー

注)このお店は、2015年秋に竣工済

 

ではここで、加納氏の写真により、このスモールな店舗『ON Y Va珈琲』を詳しく解説する。

 

お店は駐車場に設置

 

この工事は第一に工期が非常に短かったこと。そして、工房にある古材も含めた在庫をたくさん利用して建てられたお店である。

そしてもう一つ、塗装はすべてオーナー施工。その他にも色々頑張ってやっている箇所が多い。
おしとやかな見た目に似合わず、なかなかパワフルなオーナーである。

 

さて、お店はご覧の通り、一軒家の駐車スペース1台分を使って建っている。
この外観であるが、お店ということで、自分なりにはかなり考えたデザインだ。

 

屋根は片流れとし、西面の壁と繋っている。(これが施工の時に結構苦労することになるのだが。)

 

 

正面は、出入りに濡れないよう、軒を深く出してある。

テーマカラーはスカイブルー

ひときわ目立つ青い入り口の扉。

 

オーナーが選んだテーマカラー、スカイブルーで塗装。
移動カフェを始めた時に乗っていた、あの車の色をイメージしている。
ちなみに、取手は、オーナーが海岸で拾ってきた流木を使用。

 

階段は、照明器具と合わせて、白。素材は足場板。

 

 

東面には、大きなFIX窓。店の中がよく見えていいと思ったが、ちょっと丸見えすぎて、落ち着かないようである。

 

 

つづく