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小さく住む家⑪ グラスウールあれこれ

さて、スモールハウスの内装工事に取り掛かろう。

この家の内部はオール杉板張り、の予定である。
床はいつもの30mm厚の杉フローリング。他の壁や天井は、厚さ10mmほどの杉板だ。

 

断熱材はグラスウールを使用

さて、いつも悩む断熱材のこと。
ここから少し専門的な内容になるので、興味のない方は、読み飛ばしていただきたい。

 

このスモールハウスでは、コストパフォーマンス・そして断熱性能を考慮し、グラスウールに決定した。

アクリアマット 旭ファイバーグラス

グラスウールは、ほぼガラスのリサイクル製品である。
そして、この製品は、グラスウール特有のチクチク感がないので、施工しやすい。

グラスウールを使う上で注意することは、隙間なく壁内に入れることだ。しかし決して詰め込みすぎてはならない。
あくまでも自然とふわっと膨らんだ状態で、壁の中に収まるのが理想である。

 

次に大切なのが、気密を取ること。

この製品は、しっかりとした防湿シートで覆われているが、あくまでも室内の気密を取ることを意識して施工することが大切だ。
断熱材が入っていても、そこに室内の空気が流入するようでは、壁内結露し易くなる。
ここでは、土壁のようなアバウトさは無い。

気密テープをあちこちに貼ったので何ともブサイクだが、いい加減な施工は許されないのだ。

 

そして外壁側は、タイベックというシートを貼る。
これは雨水が入るのを防止するが、壁内の湿気は通してくれるという万能な素材である。

ここも、きっちり施工することが肝心だ。
そしてこの上に外壁を貼るのだが、通気層、文字どおり空気が通る隙間を作り、そこを空気が流れて、湿気をこもらせないようにする。

ここまでやって、初めてグラスウールの性能が発揮されるのだ。

 

 

続く

小さく住む家⑩玄関扉が付く

外回りのサッシが付き、そしてようやく玄関扉の番だ。

そう、お施主さんに以前磨いてもらったあの古建具である。

 

サイズを少し直し、ガラスはペアガラスに入れ替え。

 

真鍮メッキのドアノブを取り付ければ、まるでアンティークの扉のようだ。

 

 

さあ、戸締りができるようになったので、中の造作工事を進めよう。

 

 

 

「三重の木」で家を建てた人たち

「三重の木」で家を建てた人たちVol.10に、鳥羽の土壁の家が掲載されました。

 

 

 

この冊子は、三重の木を使った住宅の施工例が数例乗っています。欲しい方は、木神楽事務所に置いてあるので、お譲りします。

ちなみにこのシリーズは、今回で10冊目。2年に1冊程度発行されているよう。
Vol.6には、8年前に建てた、津市半田の木と土の家が掲載されてます。

 

 

発行 三重県木材協同組合連合会

 

 

 

カホンワークショップin椿小学校②むっちゃん現る

さて、いよいよお楽しみの演奏ワークショップだ。

カホンを作った後は、いつも演奏ワークショップまで行う。

以前、公民館でカホン講座を受け持ったことがある。
その時必死になってyoutubeを見ながら叩き方を練習し、楽譜まで作ったのだが、その楽譜がそのあともずっと役立っている。
もちろん、今回も人数分印刷して来て、みんなに配る。

 

カホンには無限大な叩き方があるが、まずは3つの叩き方・拍子の取り方を覚えよう。
詳しくは書かないが、ほとんどの人が基本の叩き方は出来る。
私の指導の後なら、そのあとすぐにでもライヴ会場で演奏も可能だ。(9割は度胸とノリの良さでカバー)

 

 

さあ、せっかく音楽友達に来てもらったのだから、彼らにも登場してもらおう。

まずは何と言っても、カホンや太鼓を叩かせたら右にも左にも出る人はいないという、むっちゃん。

 

彼は、某有名ミュージシャンのバックで太鼓を叩いていたとか、世界ツアーに行ってるとか、本当かどうかは分からないが、そのパーカッションの腕前だけは誰もが認めるところである。

前回の写真にもちょこちょこ写っていたと思うが、大きな体とやさしい口調で、授業が始まる前から子供達に大人気だ。

 

 

これは、以前木神楽の工房で叩いてくれた時の様子。

その太い指から繰り出される、何とも繊細な演奏に惚れ惚れとする。

 

もう一人は、ディジュリドゥを扱うタロさん。
ディジュリドゥとは、オーストラリアのアボリジニーが吹く伝統楽器だ。
詳しくはここを参照 → ディジュリドゥ

彼は何本ものディジュリドゥを持ち、もちろんオーストラリアまで行ってアボリジニーと一緒にディジュリドゥを吹いてきたという強者である。

ちなみにディジュリドゥは、世界最古の管楽器と呼ばれていて、その素朴で響き渡る低音は、母親の胎内の音に似ていると言われているのだ。

さて、そんな二人によって、演奏のアドバイスが行われる。
むっちゃんの指導は、さすがプロの演奏家らしく、演奏のコツや音を合わせることの意義を教えてくれる。

そして最後には、模範演奏なるものが行われた。

さすがの演奏にみんな聞き入り、最後の合奏では、45人のカホンが一斉に鳴り出す。
それは一体となり、まるで地響きのように体育館に響き渡った。

授業が終わった後、やり遂げた感いっぱいの我々は、それぞれ固い握手を交わし、いつしか降り出した秋雨の中、帰途についたのだ。

終わり

 

追記

後日、この時の児童さん達から、一人一人丁寧に書き込んだ、感謝状なるものが送られてきた。
とても嬉しく、一つ一つじっくりと目を通させていただいたことを、ここにご報告する。