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小さく住む家⑯カーブした外壁を作る

さて、なかなか進まない外壁のシダーシェイクだが、それに加えてもう一つの難関があった。

それが、正面両袖のカーブを切った袖壁である。

これは単なる飾りではない。
屋根を支える重要な構造であり、夏の東・西日を遮る壁にもなる。

ま、カーブしている必要はないのかもしれないが、何故かここは丸くするべきだと感じたのだ。

 

そんなこんなで、試行錯誤しながら、工事は進む。

 

深い軒を支えるための桁を取付け。

 

あとは、アールに沿って板を切り、貼っていけばいいが、そんなに簡単には進まない。
が、慌てずにいこう。
作業した分は確実に終わっていくのだ。

 

つづく

小さく住む家⑮シダーシェイクを張る

さあ、ようやくお楽しみの外壁工事に取り掛かる時が来た。

以前お施主さんにも手伝っていただいて下準備をした、杉の赤身板を張るのだ。

 

短く切った板を、重ねて貼っていく。幅はランダムにし、長さも変える。
張り方によってテイストは大きく変わるが、それは実際の施工に当たったこの二人に任せた。

 

 

板は、雨が入らないよう、そして釘が見えないようにと、3枚重ねになっている。
要するに、通常の板の3倍分を張る必要がある。

下から順番に貼っていかなくてはならないし、1日貼ってもたいして進まない。

何でこんな面倒な張り方をするのかと、二人のボヤキが聞こえて来そうだが、いいものを作るには手間暇が掛かる。
そこのところを理解してもらいたい。

 

そうして、徐々に貼り上がって来た外観。
いい雰囲気になって来たではないか。

 

 

 

 

 

小さく住む家⑭引っ越しの日を迎える

11月に入り、いつの間にか北風が吹く季節となった。

このスモールハウス、先日から内装ばかり進めていて、外部がまだ手付かずだ。

なぜなら、10月末にはお施主様の引っ越しが控えており、なんとかそれに間にあわせる必要があったのである。

かくして何とかお引越しまでに内装はほぼ出来上がり、通電し水道も通った。

 

お施主様が作った仮のポストもお取り付け。

 

とはいえ、外回りはまだこんな状態。

実はガスもまだ繋がってなくて、この後しばらくご不便をお掛けすることになる。

 

 

 

そして、ようやく我々は、外壁の工事に手をつけることになるのだが、ここからがまた苦難の始まりであった。

続く

 

小さく住む家⑬簾戸の使い方

簾戸(すど)をご存知だろうか。

格式高い旧家などで見られる、夏用の建具のことだ。
字の通り、すだれを建具の障子の代わりに入れ、風通しを良くするものである。
昔の日本家屋では、夏になると簾戸に入れ替え、涼しげに過ごしていたらしい。

 

さて、そんな古建具の簾戸が木神楽には長い間、在庫として眠っていが、今回ようやく日の目を見ることになる。

ここは、就寝スペースへの入り口。適度に視線の遮ってプライバシーを確保しつつ、しかし空気は通すという、この場所に最適な建具であろう。

 

簾戸の在庫は、まだまだあるので、今後もご希望のお客様があれば、どんどんと使っていきたい。
もちろん古建具なので、それなりに傷や汚れはあるが、框が漆塗りの高級建具である。

 

そして、玄関から入るダイニングと、サニタリールームへの入り口。

ここには少し幅が狭いめの硝子戸を入れる。
これは、去年、明和町で解体された古民家から引き上げてきたものだ。
早速再利用できて、嬉しい。