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町家スタジオ侶居 ビフォアフター①

随分とお待たせしたが、四日市の町家再生の竣工写真が仕上がって来たので、工事前の写真と合わせて、紹介する。
お施主様が、町家スタジオ「侶居」と素敵な名前をつけられたので、以後そう呼ぶことにしよう。

今回の写真は、お施主様でもある、グラフィックデザイナー日出真司氏の撮影である。

 

 

 

正面外壁

  

塀や、トタン雨戸は撤去し、格子窓、焼き杉で仕上げ。
新たに付けた格子や玄関引戸は、もちろん古建具だ。

 

 

 

1階ギャラリー

  

あまりに変わって面影もない。
過去のリフォームで張られた内装材や間仕切りを解体、当初の土間と土壁に戻した。
天井も撤去し、2階の床をそのまま見せている。

 

 

 

1階ダイニング

  

ここは、床を杉フローリングに変更、耐力壁の増設など。ほとんど変更はない。

 

 

 

キッチン

  

ここは、一番手を入れた場所である。ほとんど骨組みまでばらし、それらを利用しつつ新たに屋根・壁を作った。
木製キッチンは、お施主様デザインを木神楽で製作した。

 

 

 

バスルーム

  

ここもキッチンと同じく、最も苦労した場所だ。
前のコンクリート壁を利用しつつ、新たにタイルの壁を作る作業は、予想以上に難航した。

 

 

 

つづく

小さく住む家⑯カーブした外壁を作る

さて、なかなか進まない外壁のシダーシェイクだが、それに加えてもう一つの難関があった。

それが、正面両袖のカーブを切った袖壁である。

これは単なる飾りではない。
屋根を支える重要な構造であり、夏の東・西日を遮る壁にもなる。

ま、カーブしている必要はないのかもしれないが、何故かここは丸くするべきだと感じたのだ。

 

そんなこんなで、試行錯誤しながら、工事は進む。

 

深い軒を支えるための桁を取付け。

 

あとは、アールに沿って板を切り、貼っていけばいいが、そんなに簡単には進まない。
が、慌てずにいこう。
作業した分は確実に終わっていくのだ。

 

つづく

小さく住む家⑮シダーシェイクを張る

さあ、ようやくお楽しみの外壁工事に取り掛かる時が来た。

以前お施主さんにも手伝っていただいて下準備をした、杉の赤身板を張るのだ。

 

短く切った板を、重ねて貼っていく。幅はランダムにし、長さも変える。
張り方によってテイストは大きく変わるが、それは実際の施工に当たったこの二人に任せた。

 

 

板は、雨が入らないよう、そして釘が見えないようにと、3枚重ねになっている。
要するに、通常の板の3倍分を張る必要がある。

下から順番に貼っていかなくてはならないし、1日貼ってもたいして進まない。

何でこんな面倒な張り方をするのかと、二人のボヤキが聞こえて来そうだが、いいものを作るには手間暇が掛かる。
そこのところを理解してもらいたい。

 

そうして、徐々に貼り上がって来た外観。
いい雰囲気になって来たではないか。

 

 

 

 

 

小さく住む家⑭引っ越しの日を迎える

11月に入り、いつの間にか北風が吹く季節となった。

このスモールハウス、先日から内装ばかり進めていて、外部がまだ手付かずだ。

なぜなら、10月末にはお施主様の引っ越しが控えており、なんとかそれに間にあわせる必要があったのである。

かくして何とかお引越しまでに内装はほぼ出来上がり、通電し水道も通った。

 

お施主様が作った仮のポストもお取り付け。

 

とはいえ、外回りはまだこんな状態。

実はガスもまだ繋がってなくて、この後しばらくご不便をお掛けすることになる。

 

 

 

そして、ようやく我々は、外壁の工事に手をつけることになるのだが、ここからがまた苦難の始まりであった。

続く