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小さく住む家⑳大地を壁に 美杉編

晩秋のとある日、我々は、紅葉色付く山を見ながら車を走らせていた。

向かったのは、津市美杉町の山の中にある一軒家。

色付く紅葉が大変美しい。

そして、この見覚えのある丸い池と、遠くに佇むヤギ。
そう、ここは以前、木神楽で施工させていただいた日本料理店『朔』だ。

 

施工したと言っても、ここのセンスあふれる庭や店の造作は、ほとんどオーナー夫妻のセルフビルドによるものだ。

 

 

さて、そんな朔に来て誰もが目を向けるのは、何と言ってもこの特徴ある増築部分だろう。

 

四角く突き出た部分は、もちろん木のフレームで作っているのだが、注目すべきはこの外装である。
左官仕上げなのだが、まるで大地と一体となったようなその仕上がり。もちろんオーナー夫妻の手作りである。

この壁に強く惹かれていた私は、是非とも『小さく住む家』で再現したいと考え、その作り方の秘訣を探りに来たのだ。

 

 

我々が訪れた日は、ちょうどお店が休みの日で、オーナーご夫妻にゆっくりお話を聞く事が出来た。
何とあの壁は、そこら辺の土をただ拾ってきて、塗りつけただけだという事である。

 

それを聞いた我々は、オーナーの許可を得て、そこら辺の土を戴くことに。

紅葉の落ち葉をかき分け、崩れて露出した山肌の土を少々分けていただく。
この辺りの土は、砂や小石混じりの山砂。
この色々混じった感じが、あの壁の雰囲気を醸し出しているのだろう。

 

 

そして、帰り掛けに何気に見た地面に、多数落ちている陶器のかけらを発見。

実は、ここの奥様は焼き物で彫刻などを作るアーティストでもある。
その製作時に捨てられたこれらのかけらを、拾い集める。

 

 

さあ、材料が揃った。
現場へ戻って、大地の壁を作ろうではないか。

 

つゞく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

町家スタジオ侶居 始動する

四日市の町家再生現場改め、町家スタジオ侶居。

その町家スタジオ侶居から、新たなお知らせが届いた。

待ちに待った、スタジオ侶居のウェブサイトが公開されたというものだ。

 

www.studiorokyo.com

 

シンプルでセンス良くまとまった、そして大切にしていることが伝わってくるサイトだ。

さらに、来年2月には、オープニング企画が開かれるということである。

スタジオ侶居オープニング企画
2018.2.2〜25  田代裕基作品展

 

田代氏のことは、今回初めて知ったのだが、動物などを、迫力ある木彫りで表現するアーティストである。

これは是非とも見に行かねばなるまい。

 

 

すまい給付金について

すまい給付金というものをご存知だろうか。

新築、もしくは中古住宅を取得した場合、給付金が受けられるというものだ。

 

 

実はこれは、消費税アップ時の救済措置として、平成26年に始まり、平成33年まで続く制度だ。

新築はもちろん、中古住宅の取得も対象となる。

もう建ててしまってからでも、1年3ヶ月以内なら、申請可能だ。

ただし、給付を受ける為には、いろいろ条件があるので、それを満たすことが必要である。

 

詳しくは、下記の国土交通省のサイトを参照されたい。

 

弟子への提言@日々の仕事の中に真理を見出す

注)この仕事の心構えシリーズは、基本的に独断と偏見に基づく。
ここに書く事によって、自分への気づきとするのが、一番の目的だ。

 

弟子への提言なんて書いてるが、全くもって弟子なんて取れるような親方ではない。
実のところは、お願いして何とか来てもらっているのが現状だが、ぼぉーっとしてても経験年数だけは増えていくので、その中で感じたことを書く。

 

 

大工は、その仕事、その関わっている現場を、早く、なおかつ綺麗に納めるように努めるものだ。

が、そのことよりもっと重要なことがある。

それは、その仕事の中に真理を見出すことだ。

では真理とは何を指すのか、それは、自分自身で考えて欲しい。

 

真理を見るためには、

その時、
その現場、
その仕事、
そして周りの人、
何より自分自身を良く見ること、よく観察することが大切なのだ。