猛暑の現場を乗り切った・・三重で家づくり大工の工夫

今年の夏も暑かった。長い梅雨が明けたと思ったら連日猛暑続きの8月であった。しかしそんな中でも、長い夏休みを取るでもなく、職人は淡々と現場で家づくりに励むのだ。

新築工事中の『月読みの家』では

ご紹介するのは、月読みの家新築工事の造作を担っているK保ちゃん。

彼は早朝の涼しいうちに現場に入り、早めに上がるというスタイルで夏を乗り切ったようだ。夏の仕事は何と言っても早朝に限る。4時ごろから明るいし、暑い日中と比べたら、能率は格段と上がって体も楽だ。その分、昼休みを長く取るとかするといい。ちなみに、この現場はご近所さんも離れているので、そういう変則的な作業も可能である。

この写真でK保ちゃんが着ているのは、もう夏の作業着としては当たり前になりつつある空調服。見た目はジャンパーみたいで暑そうだが、小さなファンがついており、常に汗を乾かし中を涼しく保つ服である。

夏の現場には、大型扇風機は欠かせない。が、K保ちゃんは、どこからか窓用エアコンを持って来て、その涼風を扇風機で室内へ入れていた。この月読みの家はかなり断熱性が高いので、窓を閉めてエアコンを入れるとそこそこ涼しいのである。

リフォーム中の桔梗が丘の家では

お盆明けから、内外リフォームに取り掛かっているこの現場。この暑さの中で屋根の上での工事は大丈夫なのかと、お施主様も大変心配されていたが、職人は暑さに体が慣れているので大丈夫である。と言っても無理は禁物、こまめに休憩を取るとか、充分な水分補給など対策が必要だ。

この現場では、お施主様のお気遣いがありがたかった。休憩時の冷たい麦茶、そして何より、首元を冷やす氷入りのタオルをこまめに用意してくれたのだ。

ちょっと分かりづらいが、大工の坂ちんが首元に巻いてるのがそれ。首元を冷やすだけで、ぐっと涼しくなるのだ。

おかげ様で大工も、屋根の上で作業していた板金屋さんも、この暑さを乗り切れた。

ちなみに私は事務仕事や段取りなどで、あまり現場には出てなかった。結果、暑さに体が全く対応できておらず、たまに現場作業があると、すぐにへたばってしまう情けない有様なのであった。

つゞく

高橋一浩
  • 高橋一浩
  • 大工歴30年、小さな工務店大工社長が綴る独断と偏見のBlog。
    《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。