海が見える山の家リフォーム(3)揺らめく炎を眺める

 

さて、薪ストーブを設置する場所であるが、重さ200キロもあるので、当然ながら床の補強が必要である。

 

床下は狭くて入れないので、床板を切り欠き、下地を補強。

真ん中に空いている穴は、給気口だ。

薪ストーブというのは当然ながら、酸素を取り入れ薪を燃焼するのであるから、たくさんの空気がストーブの中に吸い込まれ、煙突から排出されることになるので、これは、その為の空気の取り入れ口となる。

これを取り付けることによって、薪ストーブによる隙間風を防ぐというのがstove & cafe OZAKI O崎氏の理論だ。

 

次はこの上に炉台が設置される。

炉台はシンプルで段差の少ない3mm厚の鉄板を使用。

近所の鉄工所でサイズに切ってもらい、それを塗装。ここでは薪置き場も兼ねて、かなり大きめに作る。

そして塗装は、お施主様施工だ。耐熱塗料をスプレーしていただくと、どこかで高く売っているような立派な炉台が出来上がる。

 

 

 

そこへストーブを置く。

 

取り外したストーブの部品を組み立て、上から下ろして来た煙突と繋げば完成だ。

 

 

O崎氏が持って来た薪をくべ、試運転がなされるAGNI-CC。

 

大きなのぞき窓から、ゆっくりとオーロラのように揺らめく炎を眺めるひととき。

まさに薪ストーブの楽しみの真骨頂だ。

 

 

まだ工事中にも関わらず、さっそく家族団欒を始めるお施主様ご家族。

 

火って本当に素晴らしい。

人類がその昔初めて火を使い始めた、その時の喜びが何となく分かる気がする。

 

 

 

高橋一浩
  • 高橋一浩
  • 大工歴30年、小さな工務店大工社長が綴る独断と偏見のBlog。
    《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛ける。お役に立てることがあれば、何でもご相談を。