• Mobile 090-3385-2706
  • wood@mokkagura.com

小さく住む家⑪ グラスウールあれこれ

小さく住む家⑪ グラスウールあれこれ

さて、スモールハウスの内装工事に取り掛かろう。

この家の内部はオール杉板張り、の予定である。
床はいつもの30mm厚の杉フローリング。他の壁や天井は、厚さ10mmほどの杉板だ。

 

断熱材はグラスウールを使用

さて、いつも悩む断熱材のこと。
ここから少し専門的な内容になるので、興味のない方は、読み飛ばしていただきたい。

 

このスモールハウスでは、コストパフォーマンス・そして断熱性能を考慮し、グラスウールに決定した。

アクリアマット 旭ファイバーグラス

グラスウールは、ほぼガラスのリサイクル製品である。
そして、この製品は、グラスウール特有のチクチク感がないので、施工しやすい。

グラスウールを使う上で注意することは、隙間なく壁内に入れることだ。しかし決して詰め込みすぎてはならない。
あくまでも自然とふわっと膨らんだ状態で、壁の中に収まるのが理想である。

 

次に大切なのが、気密を取ること。

この製品は、しっかりとした防湿シートで覆われているが、あくまでも室内の気密を取ることを意識して施工することが大切だ。
断熱材が入っていても、そこに室内の空気が流入するようでは、壁内結露し易くなる。
ここでは、土壁のようなアバウトさは無い。

気密テープをあちこちに貼ったので何ともブサイクだが、いい加減な施工は許されないのだ。

 

そして外壁側は、タイベックというシートを貼る。
これは雨水が入るのを防止するが、壁内の湿気は通してくれるという万能な素材である。

ここも、きっちり施工することが肝心だ。
そしてこの上に外壁を貼るのだが、通気層、文字どおり空気が通る隙間を作り、そこを空気が流れて、湿気をこもらせないようにする。

ここまでやって、初めてグラスウールの性能が発揮されるのだ。

 

 

続く

木神楽 もっかぐら 高橋一浩
木神楽 もっかぐら 高橋一浩

大工歴30年、小さな工務店大工社長が綴る独断と偏見のBlog。 《木神楽》青山高原の麓に工房を構え、木と土の家・古民家再生・タイニーハウスなどを主に手掛けている。お役に立てることがあれば、何でもご相談ください。