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小さく住む家⑧ 祝 上棟

小さく住む家⑧ 祝 上棟

9月も後半を迎えた大安吉日のこの日。

いよいよ、待ちに待ったスモールハウスの上棟日である。

そして弟子の桝屋の初棟梁の建て前でもある。

 

前日に降った雨が基礎の中に溜まり、朝から水を汲み出す。

周りもぬかるんで足元は良くないが、曇り空でそう暑くない天気は、建て前にはうってつけだ。

 

建て前だと、通常はクレーン車の登場だが、クレーンを使うほどの材料はないので、そんなものはいらない。

大工の人数も少ないが、小さな家なので、夕方までに屋根まで完成させるつもりで進める。

 

さて、構造は無事組み上がり、いよいよ屋根に取り掛かる。

この家は、何と言っても南に大きく張り出した屋根が特徴である。

いざ垂木を付けていくと、思った以上の張り出しだ。先端へ行くとフワフワと揺れるが、後で両側に袖壁をつけるので、それでしっかり固定されるはずだ。

 

この日は、お施主さんも、もちろん有給を取ってもらって参加。設計を手伝ってくれたS設計士も来てくれた。

屋根も出来上がり、最後にみんなで記念撮影。

 

この後は、木神楽の事務所に集合し、お施主さんを囲んで祝いの席となった。

私は早々に脱落したが、日を跨ぐまで宴会は続いたようである。

 

木神楽 もっかぐら 高橋一浩

青山高原の麓に工房を構え、三重の木と自然素材、また伝統的な木組みによる家作りを行っています。