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スモールな珈琲店を作れ(3)出来ることは自分でやる

スモールな珈琲店を作れ(3)出来ることは自分でやる

 

さて、限られた建築費の中、いいものを作る為に、「私、何でもやります!」と言うクライアントのKさん。では彼女の奮闘ぶりをここで少し御紹介しよう。

 

其の一  塗装

 

何といっても一番やり易いのが塗装だ。当然ペンキ屋さんほど上手に塗ることはできないが、仕上がりや細かいことを気にしなければ、素人さんが塗っても問題ない。

ここでは、外壁の板材や、窓、デッキ材などの塗装は全部やってもらった。

 

これは入り口の扉の下塗り中

仕上がりは、オーナー自身で選んだスカイブルー。

この扉、実は木神楽在庫の中古である。

 

 

これらは、内部のキッチンカウンターとテーブル。ウレタン塗装だ。

 

其の二 漆喰塗り

 

内部の壁を、漆喰で仕上げる。

これは、素人さんだけでは難しいので、材料の段取りや塗り方の指導を、旅する左官、小山氏にお願いする。

でも結局ひとりでは濡れないので、小山氏と、ここの棟梁を務めた前田、そして私の3人が夜なべで漆喰塗りを手伝うことになる。

いや何もキュートな彼女が、潤んだ瞳で見つめてくるからではない。ひとりではとても終わりそうにないし、仕方がないから我々は手伝ったのだ。

 

其の三 カウンター作り

 

作ったのは、この手前のカウンター。中々の出来栄えだ。材料は木神楽提供。

これも結局、ひとりでは出来ないので、左官の小山氏が一緒になって作ってくれた。
小山氏は、ここではほとんど左官工事が無いのにも関わらず、全面的にこのお店作りに協力してくれたのだ。

別に暇だったからとか、施主さんがキュートだからとかそんな理由ではない。

 

 

つづく

木神楽 もっかぐら 高橋一浩

青山高原の麓に工房を構え、三重の木と自然素材、また伝統的な木組みによる家作りを行っています。